読書感想:病気は自分で治す

自分は薬が嫌いだ。
病院もどっちかというと苦手で、
健康診断なんかも好きではない。


自分の体は自分で気遣って
自分でメンテするのが一番自然
との考えから。
たいていの病気、
(新種のインフルエンザのようなものは除いて)
普通の風邪とかは、大体、
「ストレス」「寝不足」
いずれかが原因だ。
だから、我が身を、よく省みると
「まあ、病気にもなるかな」
というのが自分で思い当たることが
ほとんどだ。


そして、病気への
もっといい薬は断食と発熱と思っている。
(これは過去、本ブログでも書いた。)


こういった考えを
理論的に、かつやさしく説明してくれるのが、
今回読んだ
「病気は自分で治す」の安保徹氏だ。


非常にシンプルで、わかりやすく、
そして、あたたかい。


簡単にいうと、以下のことが書いてある。
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「病気というのは、
 生き方のまずさからでてくる。
 だから、病気になったら、無理してたんだなと
 体を労らなければならない。
 けして病気を自分以外のせいにして、
 薬や医者にまかせようと思ってはいけない。
 人間は35億年かけて進化してきたんだ、
 その自然治癒力は相当のもんだ。 
 そう考えると、病気はつらいけど
 憎む対象ではなくて、感謝する対象だ。
 病気になるから、生き方を改善できるのだから」
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本当にそう思う。

安保さんの本は、2冊目で、1冊目は
「免疫進化論」。
こっちは今回のより、より理論的で面白いのだが、

今回の「病気は自分で治す」は
「こういうふうにくらしたいよね」
という人の「心の持ち様」への
提言にあふれていて、哲学書というか
啓蒙書というか、そんな感じだ。


自分の知人全員に読んでほしいと
思ってしまった。


以上、長崎からの出張の復路にて。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060228