作曲方法その3

「体調は万全、寝不足でもない。しかしながら・・・なぜか調子が悪い。気分的にいやなことばかり思い出す。そのことで、落ち込みがちだ。のりが悪い・・・・それでいてその理由がわからない」
こんな状況では、寝たほうがましだ、と思う。それが普通だろう。でも、こういった状況のときに、自分は作曲をすることに決めている。以前は、こういった状況は創作には最悪だ思っていた。それが普通だろう。だが、今は違った意見をもっている。こういった状況は、「いつもの自分ではなくなっている」状況か、また逆に「とんでもなく素のままの自分」の状況のいずれかだ。このとき創作活動を無理やりやってみたことがあった。創作活動なんてできない・・・と思いを敢えて乗り越え、自分をマシーンのようにして、破れかぶれでいいから、無理やりなんか創る。そうしてみると・・・いい意味でも悪い意味でも、「いつもの自分ではない一面」を持った曲がでてきやすい。
調子のいいときというのは、間違いなく「いつもの自分」だ。「調子がよい」ということは自分が自分のコントロール下にあるということだ。一方「自分としてなにか新しいものを創る」という作曲は「いつもの自分を壊して、新しい自分に出会う」ということが必要と思う。だから、いつもの自分でないとき、創造のチャンスなのだ。でも、こういった機会ははっきりいって少ない。一年に一回あるかどうかだ。

以上、自分の作曲方法。

作曲については、以上だが、いろんなスタイルがあると思う。できれば、そんなことを酒の肴にして楽しめる仲間が欲しいものだ。