■20200208(土)ローランドMobileACとヤマハTHR5A試奏

今日は、ちょっとだけ、島村楽器さんへいって、ギターアンプの試奏をしてきた。

自宅では、ヤマハのVA10(10W)という超古いアンプにこれまた古いBOSSのAD5というエレアコエフェクターをつないで使っていて、これで十分。

ちなみに、ヤマハのサイレントギターであれば、AD5が無くても、十分とも思う。

 

では、何の目的で試奏にいってきたか、というと、ギターでお出かけ用に持っている、トラベラーギター(ナイロン弦)をアウトドアで弾くことを検討したいな、と思ったもの。

VA10は、電池駆動もできるのだが重いしでかい。(アンプとしては小さいが、持ち運びにはでかい)今は、もっと軽くていいのがでているであろう、と思ったもの。

また、VA10にはリバーブがついておらず、これも自分としては外せない条件だ。

 

ということで、事前調査もしていて、ローランドのMobileACがいいかな、と思い、これを試奏させてもらった。

店員さんが、ギターを用意しようとするのを、「持ってきましたから」とお声がけし、トラベラーギターをソフトケースから出す。専用ケースで肩から掛けて持っていたが、さすがにこのサイズでギターとは気づかないよな、と思う。

ということで、品物を目の前に用意してもらったが、第一印象として、思っていたより、サイズが大きい。自分としては、現在持っている出張用のVOXのAC1(ベース用)くらい小さく安くでもいいのだけれど・・・(AC1はリバーブがついておらず、音色的に満足できていないもの。あくまで仕事の長期出張時用)

音の方は、ほぼ想像していたとおり。ローランドはBOSS系でもあるので、特徴としては、コーラスのきれいさ。それを含めて、AD5を使っている自分としては、使い方、音ともなじみのある感じだ。肝心のリバーブもよくかかる。弾いた感想としては、「路上パフォーマンス」みたいなものに、ぴったりの感じ。

ふむ、と思っていたところ、店員さんから、ヤマハのTHR5Aを薦められた。

「いや、大きいし、電池駆動ではないんでしょ」、

と聞いてみると、大きさはほぼ同じ。電池駆動であった。

「あら・・・そうなの」

「お値段が、1万8千円に対し、2万ちょっとと数千円高くなりますけど、こちらの方が楽しめますよ」

とのこと。

で、弾いてみたのだが、そのとおりであった。

音づくりが最初モデリングタイプを選ぶ。ダイナミックマイクコンデンサーマイク等があるが、とりあえず、「ナイロン」というナイロン弦ギター用のものを選ぶ。それにいろいろエレアコ用に特化したエフェクターがついていて、それで更なる音色調整をしていく。

バーブ、コーラスといったところは、ほぼローランドとほぼ互角。(というか、好みの問題)その上で、自分が「これは!」と思ってしまったのが、コンプレッサー。

 

ギターを人前で弾く、というのを1か月に1回、クラスタのフリーコンサートでやっているが、ここで、「自分緊張しているのかな」と思ってしまう具体的な状況の1つ(というか、一番大きな1つ)は、自分はサイレントギターなので、常にアンプシステムにつながねばならないのだが、音のダイナミクスが自分がいつも使っているシステムと違っているケース。

これを感じると、自分の力の入れ加減で、それを調整しよう、としてしまい、それが弾きにくさとなってしまう。

実際は、それとは気づかないであろう。なぜかというと、ダイナミクスがよくなっている、というのは、音自体はよくなっている、と感じてしまうから。

従「自分の緊張のせいで、うまく弾けない」、となってしまうもの。

・・・という状況があるかもな、自分は思っている。

(で、このところの、クラスタのフリーコンサートでは、自分のエフェクターシステムを手持ちでもっていっている。)

 

で、コンプレッサーは、この状況を改善してくれるエフェクターだな、と試奏しながら思ったもの。

「音をコンプレスする、というのは、ダイナミクスを小さくして、音の粒をそろえてくれるもの」であり、この言い方が適切か、はわからないが、上述の「緊張しているな」と思う状況を調整できる、ということ。

指弾きソロの場合では、コンプレッサーのかけ具合を自分の力の入れ具合でのダイナミクスと合わせるようなことができる。ごく簡単にいうと、あまり努力せず音が揃った演奏ができる、ということだ。

今日の試奏では、コードカッティングをしながらメロディーを弾くようなものが、このコンプレッサーの威力絶大で気持ちよかった。

ギターの演奏技術を高めるのには、いかがなものか、という面はあるが、このエフェクターが搭載されているのは、大変うれしい。

数千円の違いであれば、こっちをえらんでしまうかな、というのが本日の結論。

ただ、実際の路上で、ラフな使い方をするのであれば、音の通り自体は、エフェクター感が少ない、MobileACの方が好ましい、というケースが多いかもしれない。

 

以上、楽しい試奏ができた。

 

なお、帰宅後改めてインターネットで、「小型アンプ」を確認していたところ、VOXのAC1は、後継機種のAC2というのが発売されており、それは、コーラスとリバーブが追加されている、とのこと。

しまった、しらなかった・・・

こっちもギター持って行って試奏してみたい。

こちらは、出張時の楽しみアップのためにも、必要で、こっちをまず手に入れたいかな、と思う。