仕事と趣味のギターについて、
「アナログであるところ」
というのを考えた。
仕事では、ディジタル化がいろいろなされているし、
もてはやされている。
平たく言えば、
「コピーできるようにしてコピーする」
ということだ。
仕事でいえば、「組み立て屋の仕事にしてしまう」
となろうし、
ギターでいえば、「楽譜にしてしまう」
ということであろう。
コピーできるし、それであるレベル以上の
「あることを完成」させることができる。
では、コピーできないところは?
仕事でいえば、組み立てるための1つ1つの
「要素」をつくるところとなるだろう。
で、どっかでアナログな世界になると思う。
ギターでいえば、音楽のイントネーション、
アクセントの付け方、
揺らぎ、みたいなもので、ちょっと間違えば
「下手さ」かもしれないが、
明らかにそれをうまくコントロールして、
感動に値する演奏になっている例が
いくらでも頭に思い浮かぶ。
これも、コピーの対象とできるし
コピーもできるとは思うが、単に正確に
再現する、というところではなくて、
他の曲を弾いても、同じような個性がだせる、
というようなコピー目的であり、
ディジタルなコピーではなく、アナログなコピーだ。
簡単な譜面でも、音楽の持ついろいろな面は、
弾く人によって引き出され方は違う。
「コピーできないものを探す」
ような意識を持つのも、面白いだろう。