■20190801(木)アナログのところ

仕事と趣味のギターについて、

「アナログであるところ」

というのを考えた。

 

仕事では、ディジタル化がいろいろなされているし、

もてはやされている。

平たく言えば、

「コピーできるようにしてコピーする」

ということだ。

仕事でいえば、「組み立て屋の仕事にしてしまう」

となろうし、

ギターでいえば、「楽譜にしてしまう」

ということであろう。

 

コピーできるし、それであるレベル以上の

「あることを完成」させることができる。

 

では、コピーできないところは?

 

仕事でいえば、組み立てるための1つ1つの

「要素」をつくるところとなるだろう。

で、どっかでアナログな世界になると思う。

 

ギターでいえば、音楽のイントネーション、

アクセントの付け方、

揺らぎ、みたいなもので、ちょっと間違えば

「下手さ」かもしれないが、

明らかにそれをうまくコントロールして、

感動に値する演奏になっている例が

いくらでも頭に思い浮かぶ。

 

これも、コピーの対象とできるし

コピーもできるとは思うが、単に正確に

再現する、というところではなくて、

他の曲を弾いても、同じような個性がだせる、

というようなコピー目的であり、

ディジタルなコピーではなく、アナログなコピーだ。

 

簡単な譜面でも、音楽の持ついろいろな面は、

弾く人によって引き出され方は違う。

 

「コピーできないものを探す」

ような意識を持つのも、面白いだろう。