わからないけど面白い本

読む本の文章というのは、なかなか重要と思う。
その文章の肌触りは、その方の思考の方法自体に
直接影響があると思う。
わかりやすい、面白い、という文章を読むと
気分がいい。
そして、その「語法」に影響を受けることで、
自分の文章記載もスムーズになるような気がする。
(実際になっていると思う)


ということは、自分が面白い、好き、という
文章は、大事にして読み続けた方がよい、
と思う。


ただ、
「おもしろい、とか好き」という文章が、
「わかりやすい」
と必ずしもイコールではない。


現代哲学の哲学者の文章は、
とても難解であったりするが、
だから読めない、読みたくない、かというと
そうでも無くて、
「なにか言おうとしていることはわかる(気がする)」
という状況だと、それなりに読めるし、
逆に興味がわいて、より集中力アップして読める。
また、小説でも、
なんだかわからないけど面白い、
ということもある。
(そういう方が面白いし、作家はそういうものだから
 小説にしたのであろう。)


そんなことを考えていて、
「なんだかわからないけど、面白く感じる」
という事象こそが、大切なのかな、と思った。


成長というのは、
「新しい自分」の範囲を広げていく
活動であり、それは、
「わかっていることを再確認する」
ではなくて、
「わからないことを自分のものにしていく」
ということであろうから。


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