遠い昔の昆虫採集

小学生1年生のころ、なんにでも
興味を持つような子供で、
田舎の農家が多い町に住んでいた為、
昆虫採集は大好きだった。
「いろんな色や形のものが動く」
しかも美しく機能的だ。
夏休みは毎朝、ラジオ体操前に
カブトムシがよく来る場所に
通ったりした。


しかし、自分は小学3年生のとき、母親に、
「昆虫採集はもうしない」
と宣言した。


かわいそうになったから。


昆虫採集は、結果的に昆虫を殺してしまうことに他ならない。
それがなんとも気持ちのうしろめたさとして
感じるようになった。
母親に宣言したのは、あれほど好きだった昆虫採集を
いきなりしなくなると心配するのではないか、
と思ったもの。


そして現在。それから40年以上たって、
「超望遠デジカメ」に触ってみて、
鳥撮影、そして昆虫撮影もしてみて、
「これは、昆虫採集の現代版としてやれる」
と思ってしまった。しかも、
「昆虫を殺すことなしに、その美しさを
 楽しむことができる」
「保存場所も、ほとんどいらない」
「コストも、ほぼ撮るための時間のみ」
ということで、昆虫採集より、
ずっといい。


遠い昔に引退宣言した昆虫採集だが、
まったく別の形で、再スタートしそう。
ただ、今度は極々ゆっくり、
老後も含めて楽しむ趣味としていこう。



<過去の今日>
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「ひざの調子がよくない。」
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「調べることと考えること」
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