「棚から品をおろして一つ一つ吟味すること」
引っ越しは、いってみれば
自分の持ち物の棚卸しを強制的に
実施するようなものだな、と思った。
で、実際それを経験して、
この棚卸を大事なことだな、と思うようになった。
伊勢神宮が30年に1回建て替えを
するのは、いってみれば
「建築技術の棚卸」だ。
自分でいうと、
能率手帳を愛用しているが、
TO DOリストの項目は、毎週、先週の
未達成のものを、次の週に、写すことをしているが、
これも棚卸と思う。
そうすることで、「鮮度を保つ」ことができている。
もちろん、
「毎週同じものを書く」
というのは、無駄作業で、これを
TO DOリストを付箋紙にしたり、
手帳をシステム手帳にしたりすれば、
その手間は減らすことができる。
更に電子手帳では、一度書けば、
それを使いまわせるので、ほぼ完全に
この作業は不要となろう。
しかし、自分はこの面倒な作業こそ、
「感性を刺激するために必要」
と思うようになった。
もう一回書く、という面倒さは
ちょうどいいフィルターだ。
ばかばかしいものは、繰り返して書くことは
しなくなる。
そのことで、TO DOリストの雑音は減る。
本当に必要なことは、毎週書くことになるが、
毎週書くことでしつこさというか
あきらめなさを保つことができる。
風化してしまうのは、
「棚卸が上手にできないこと」
が大きな原因かもと思う。
逆に言えば、執念をもって実行するためには、
「執念をもって棚卸作業を続ける」
ことなのかも、と思う。
今の自分にとっての手帳は、
ちょうどいい、棚卸の道具なのだ。
棚卸を楽しんでやろうと思う。
<過去の今日>
「#139クラスタフリーコンサート」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20140316
「のんびりトレラン 」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130316
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