トレランで目指すもの

先日のレースでは、完全な実力不足を
認めざるを得ない状況だったのは、
6月1日のブログで記載のとおり。
今、改めて奥久慈のコースを思い出してみても、
「来年リベンジしてやる」
みたいな気持ちは、まったくわいてこない。


「あの奥久慈のコースを完走する?
  どういう練習する気なの? 
   そんな時間取れると思う? 本気?」
という「奥久慈を経験した自分」
の内なる声が聞こえる。


じゃあ、トレランレースはあきらめだ。
つまらなくなった、
かというと、そんなことはない。


奥久慈のレースは、
圧倒的な自分の強さ不足を悟らせてくれたが、
もうひとつ、
「楽に安全に走る技術を持っていない」
ということも身に染みて感じた。


こちらをなんとかしたい。


現状の自分は、、
あの奥久慈のコースは、
制限時間がなくてもゴールできないだろう。
脚の筋肉が持たないと思う。


では、脚の筋肉を鍛えればいいじゃないか、
ということだが、そうじゃない。
自分の脚の筋肉が、周りの方と比べて、
極端に弱いとは思わない。
(もちろん、強いとも思わないが・・・)


それ以上に、「使い方が下手」だと思う。


奥久慈レースの第2関門への道程でお世話になった
A.Kさんは、スピードはゆっくりだが、
「まったく無理しない身体の使い方」
に見えてとても感心してしまった。


「わたしは遅いけど、翌日筋肉痛になったことないです」
「仲間からは追い込み不足って言われるんですけどね」
と言っていた。
ふーーーん、と思って、その動きを
みていたのだが、なるほどほんとに、
「力みがない」
これならどこまでも走っていけそうな
感じだった。


ひるがえって、自分をみてみると、
登りはそれなりに力が抜けていて
ひょいひょいいけるのだが、
逆に下りになるとだめ。
もちろん、今回は左ひざを痛めていたから、
というのもあるのだが、
それがなかったとしても、
ゴールまで行けた気がしない。


シューズのグリップを
ガッツリ効かせて、
「筋肉の力でゆっくり下っている」
という今の状況は、根本的に
間違っている。
もし、仮に自分が20代に戻れたとしても
今の技術では、奥久慈コースは、
永遠にゴールできないだろう。


どうするか・・・。
「脚の負荷を小さくする1つの方法は、
  トップ選手が修得している、あの
    落ちるような下り方」
であることはわかっている。
しかしそれを修得するのは、難しい。
会社勤めの中年の自分は、
まずもって怪我をしてはまずい。
それにそもそも怖いし。


とにかくスピードは追わないので、
「楽に楽しく」くらいの技術を
持ちたいものだと思う。


奥久慈の強烈なコースを経験して、
改めて、この気持ちを強くした。
頑張っていこう。


<去年の今日>
「日本サッカーおめでとう」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130604

<目に入ったニュース>

><