精霊流し

昼寝・・・というか、夕寝を
していると、バタバタバタ・・・
と夕立ち。


あっ、洗濯物取り込むの
手伝わなくては・・・


とフラフラと起きだして
ベランダにでるが、
雨は降っていなかった。


・・・そうか、8月15日、
長崎は、精霊流しだ。


バタバタと聞こえたのは、
遠くでなさられる、爆竹の
音だった。


リヤカーくらいの
大きさの車輪のついた
船を、親戚一同で
ある場所までひっぱって
いきながら、
爆竹に火を付け、道端に
ほおる。


バチバチバチ・・・
とすごい音のなか、
淡々と歩を進める。


小さい子から、お年寄りまで、
みんなで歩を進める。


年配の方は、ずっとずっと
子供のころから、どなたか
亡くなると、
やっているのだろうと思う。


しかし、引っ張っている船は、
相当飾り付けがすごいのもあって、
お金かかっているのが、わかるし、
爆竹の量だけでも、
相当すごい。


なんの意味があるの?


と聞いてみたい気持ちになる。


しかし、こういうものは、
「当たり前」
になされるものなのだろう。


なぜ?


きっと、
長崎人だから、っていう
答えが返って0くるだろう。


「なぜ、死んだ方を弔うの?」
「人間だから」
(「弔う」ということを
  習慣とした動物が人間)
というのと同じことだ。


意味を考えると、意味が
ないことがわかることを
意味のあることとして、
やることができる、
ということは、きっと
大事な資質なんだろう。


精霊流しも大事にして
いくのがいいことなのだろうと
思う。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20090815
<目に入ったニュース>

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