「やれよ!!」 「やらせてやれよ!!」

「なぜ4回転をやらない」



「やらせてやれよ!!」



昨日のオリンピックで、
ロシアのフィギュアペアはかわいそうにみえてしまった。


ロシア国籍までとって
オリンピックにチャレンジした川口さん。


応援していたのだが、残念ながら、
ミスがたくさんでて、崩れてしまった。


それ自体は、しょうがないと思うのだが、
自分が残念だったのは、直前にコーチから
「4回転を自粛」
(男性が女性をコマみたいにまわすやつ。
   4回転は、やれた人がいないというやつ)
との指示がだされたこと。


そこで、3回転に落としたのだが、
それをミスしてしまう。


なぜ、4回転をやらせなかったのだろう・・・


「一番の舞台で、一番の自分をみせたい」


そう思っていたことが、
ありありと画面からみてとれた。


やらせてやれよ!!


いや、やってしまえ、


中途半端な気持ちだと、
まずいだろ・・・



「たとえ失敗しても」
という考え方は、この場ではよくないと思うが、
「できると思っていることをさせない」
ということになってしまうと
いい結果なんでだせっこない。


もし・・・


という言葉がずっと
のこっていくんだろうな。


願わくば、
オリンピックの舞台はなくなってしまったが、
今後の大会で是非とも・・・なんとしても・・・絶対に・・・


4回転を成功させてほしい。


できると思う。



頑張れ川口さん!!



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20090216
<目に入ったニュース>
最後まで戦った川口=王国の伝統、懸命に背負う〔五輪・フィギュア〕

 パスポートを変えてまで立とうとした五輪の舞台で、川口は最後まで戦った。小差のSP3位で迎えたフリー。ワルツを氷上に広げた。1964年インスブルック五輪から続いたロシアペアの連覇は12で止まり、メダルにも届かなかったが、懸命にペア王国の伝統を守ろうとした。
 ジュニア時代はシングルの選手だった。華の種目をあきらめたというよりも、ペアにあこがれた。98年長野五輪で見たペアの天才、エレーナ・ベレズナヤになりたい。彼女のコーチだったタマラ・モスクビナに教えてもらおう−。行動は早かった。
 ファクスで指導を懇願し、ペアの世界では指折りの名コーチであるモスクビナの合宿に参加した。コーチが米国からロシアに移れば、自分も引っ越した。「もう、本当のお母さんと同じ存在」というほどの厚い信頼関係で結ばれている。
 ペアの醍醐味(だいごみ)を語りだすと、途端に無邪気な顔になる。「性格や(考えや動きの)タイミングが違うのを合わせて一人の人間に見えた時が一番美しい」。伝統のロシアではペアの子は最初からペア。川口は高校3年で転向した。「シングルで勝手にやっていたから、今でもそれが邪魔する」と葛藤(かっとう)しながら、完ぺきを目指してきた。
 日本はペア不毛の国だ。五輪出場は地元開催の長野大会が最後で、全日本選手権も近年は1組のみの出場か、実施されていない。他国で探るしかなかった道を切り開こうとした、強い日本女性の姿があった。(バンクーバー時事)

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