#70クラスタフリーコンサート

くっそー、まるで5,6年前の最初のクラスタ
フリーコンサートのころのように、ボロボロだった・・・残念。
ということで、自分の演奏は最後に記載。


それに比べて、今回も(というか、今回は特に)
すばらしい演奏がたくさん聴けた。


(以下演奏者と曲目は、クラスタホームページより。 N:ナイロン弦、S:スチール弦)
Hataさん(サイレントN) ナウシカオープニング、となりのトトロ、世界の約束、人生のメリーゴーランド
最初の出だしのナウシカは、
お店のエフェクターで、「コーラスを・・」
ということで演奏が始まったが、
ちょっとご自身のイメージした音色と違ったのでは?
少し違和感を感じているのかな、という感じの
演奏だった。
2曲目は、「エフェクトなしで・・」
ということで、そこからはいつもの安定した演奏。
自分としては、「世界の約束」がよかった。
最後の人生のメリーゴーランドは、
「マスターお勧めのリバーブで」
というリクエストだったが、これは
結構はまっていた。
どんどんよくなっていっている。
見習いたい。


追記>
Hataさん、
自分本日サイレントギターの
フレーム(取り外しができるやつ)
忘れてしまったところ、
Hataさんのお貸し頂き、本当に助かりました。
ありがとうございます。
kirihara



Aatoh(T)さん 千葉市(N) ソレアポルメディオ、アレグリア
フラメンコ2曲。
1曲目は3カポでの演奏で、音のハリが強くなって
より輪郭のはっきりした演奏だった。
前回よりずっとよかった。


Kanaiさん 川崎市(N) 銀河鉄道999、ダスティープライド、タイムアフタータイム、ヒューマンネイチャー
オリジナルのダスティープライドがよかった。
独特のコード進行に、
軽妙なメロディーが心地よい。
ダスティープライドとは「洒落」とMC
で言っていたが、(聞き間違ってたらすいません)
まさしくそんな感じ。
これまでのKanaiさんの曲の中では、自分は一番好き。
また、銀河鉄道999もよかった。
Kanaiさんはボサノバ系、ジャズ系のコードを
多用するが、これが非常にうまい具合に
曲にはまっていて見事。
実は自分も999のアレンジはチャレンジ
しているのだが、
自分の「直球」のアレンジと比べて、これも
「洒落ていて」かっこいい。
こういうアレンジ力は、うらやましい限りだ。
また聴きたい。


古谷さん(初) 横浜市(S) マリアルイサ、禁じられた遊び、ラリアーネ祭、ルパン3世のテーマ
「鉄弦でクラシックを」という演奏。
新鮮だった。
一番好きなギターを持ってきた、
ということだったが、遠目で正確には
みえなかったが、アバロン(旧ローデン)
のギターと思う。
クラシックギターにちょっと通じるような
センスを感じるつくりのギターだが、
こういう演奏には、ベストマッチングだ。
Kさんが、「チェンバロみたいに美しい」
といっていたが、まさにそんな感じ。
楽しめた。又聴きたいし、今度はナイロン弦でも聴いてみたい。
最後に、いい演奏だったからであろう、
観客から、「鉄弦の曲も1曲!!」
というリクエストがあり、南澤さんの
ルパン3世を演奏。
これもスピード感があって、すばらしい演奏だった。


しかし、マスターのコメント
『南澤大介さん編曲の「ルパン3世」久々に聴きましたー。
 あれは一世を風靡しましたよね』
って、こういう演奏が一世を風靡するお店って、
相当濃ゆい気がする・・・


Okanoさん(初) 練馬区(N) ラルゲット(モーツアルト)、プレリュード、サラバンドポンセ)、ゴヤの美女(グラナドス
エクセレント!!!
すばらしい演奏だった。
「奥さんに促されて・・・」
とのことであるが、本当にそうであれば、
自分はその奥様に感謝したい。
まず音色がすばらしい。
ちょっと表現が安っぽいかもしれないが、
「透明感があってみずみずしい」
という印象。
「30年、人前で弾いていなかった」
とおっしゃっていたが、
なんてもったいない。
何度でも聴きたいと思える演奏だった。
ちなみにマスターの、
『Okanoさんはもう上手すぎ!
 セゴビアのCDを聴いているようでした。
 ぜひライブでフルに演奏をお聴きしたい人です』
というコメント、まったく同感だ。
又是非。


Noguchiさん 王子(N) 皇帝の唄、6つの前奏曲モーツアルトアダージョ K356
2月のバッハ、3月にS.L.WEISS、
そして今回の演奏と、技術的にしっかり
していないと弾けない曲ばかりだが、
確実に弾かれていた。
「ちょっと地味ですが・・・」
みたいなことをMCで言われていたが、
十分楽しめた。
普段コツコツ練習しているのだろうな、
ということが伝わる演奏。


Yamakawaさん 広島市(N) スターダスト(ホーギーカーマイケル)、
ユアザサンシャインオブマイライフ(S.ワンダー)、
アルハンブラの思い出(フランシスコタレガ)、春のトレモロ(オリジナル)
Yamakawaさんの演奏は、楽しそうで
エネルギーがあふれていて、聴いていて
こちらまで元気になる。
特にスターダスト、ユアザサンシャイン〜が、
途中アドリブが入っての「うたいまくり」
の感じが最高。
よかった。
アルハンブラは、トレモロに独特ののりがあり。
説明しにくいが、タータカタータカ、といった
シャッフルではないのだが、独特の抑揚がある。
これは、
右手の位置がリズムに合わせて上下していて、
これがその原因と思う。
自分もそういう傾向があるのを自覚しているのだが、
演奏終了後、「トレモロ談義」
に花が咲いたのだが、これは本当はよくないそうだ。
「演奏の力伝達の効率が落ちる」
とのこと。
で、Yamakawaさんの右手の位置を
ぐいっと握ってとめて演奏
してみると、Yamakawaさんいわく、
「すげー演奏しやすい」
・・・・そうなのか、自分も気をつけてみるか、
そう思った。


ここら辺の演奏談義は、本当に為になる。
特に自分のようなアマチュアギタリストには、
貴重な情報だ。


Aikawaさん 国分寺市(18世紀N) エリザベス女王のガイヤルド、ビューティフルプロミス、舟唄、オーバーザレインボウ
小さな可愛い18世紀ギターを立奏。
練習時間がなかなかとれなくて・・・
ということがブログに書かれていたが、
そんなことを全く感じさせない演奏だった。
Aikawaさんの演奏は、いつも思うのだが、
曲の表現が上手で、「どんどん曲に引き込まれる感じ」
になる。
自分は特にビューティフルプロミスが好きだ。
いつか自分も挑戦してみたいと
思ってしまう美しい演奏だった。


次自分。これは後ほど。


takahashiさん 東村山(N) 涙そうそう、悲しみのサンバ、未踏の原生林
悲しみのサンバ、未踏の原生林については、
完璧に弾かれていて、このところ”凄み”みたいな
ものまで感じる。
すばらしい。また、今回からご自身の演奏を
小型のレコーダーでとり始めていらっしゃった。
また、どんどん磨いていくのだろうな・・・
見習わなければ。
自分もレコーダーつかってみようかな・・・
涙そうそうは、
楽譜をみながらの演奏であったが、
ところどころ、楽譜の方に頭がいってしまうのがわかった。
(自分も同様の状況があるのでよくわかる)
仕上げるにはもう少しかなという感じだが、
大好きな曲なので、
是非ともTakahashiさんの完成形でのこの曲を
聴いてみたい。


Kawamuraさん 青梅市(N) バーデンジャズ組曲、カヴァティー
「飲みすぎて、もう今日はまともに弾けない」
といっていたが、十分いい演奏だった。
バーデンナイト用に、ということで
こればかり練習しているとのこと。
酔っているので、ということもあるのか、
とても素の演奏で、家で練習している姿
がみてとれる。
すごくギターが好きなのがよくわかる。
自分はそういうKawamuraさんの演奏が好きだ。
しかし・・・
酔っていなければ、相当なレベルに仕上がっているのでは?


Aoyamaさん 小平市(S) エンターティナー、ムーンリバーアルハンブラの思い出、アズタイムゴーズタイム
いずれも「いつもの曲」なのだが、
エンターティナーにしろ、アルハンブラにしろ、
だんだんスピードアップしてきている。
一つ一つの音は、きれいに鳴らされているので、
このままもう少しスピードアップしていくと、
すばらしく上手な演奏になっていくのでは・・・
というのが、
演奏終了後のみなさんのAoyamaさんの演奏に
対する評価。
自分もそう思う。
本当に音の出し方がいいなあ、と思っていたが、
以前、先生にならっていたときは、
「こぶしを固定して指だけで音を出す」
ことにこだわって練習して、腱鞘炎になるくらい
やったとのこと。
やはりいい音には、それだけの理由があるのだ。


Kimura(T)さん 町田市(10弦N) エストレリータ、アルハンブラの思い出、愛のロマンス
急遽辞退者がでたため、お店にきてからエントリー。
いつもの10弦ギターで、楽しい演奏だった。
このところKimuraさんの演奏、そしてMCは
肩の力が抜けた感じがとてもいい。
継続しているKimruaデーからの成果だろうか。
自分はいつも力が入りまくりに
なってしまうので、是非みならおうと思う。


Sekiguchiさん 武蔵村山市(N) アルハンブラの思い出(タレガ)、最後のトレモロバリオス)、知床の想い出(佐藤正美)
めずらしく出だしでちょっと躓いた。
一旦他の場所で飲んできて、その酔いがさめてくる
途中となっており、頭が痛い状況だったとのこと。
で、そのためだが、Sekiguchiさんの演奏としては、
自分としては初めてだが、「力み」を感じる演奏となった。
しかし、それは1曲目の前半のみで、
どんどんいつもの演奏にもどっていった。
積み重ねられた修練のなせるところだろう。
少しでも近づいていきたいと思う。
なお、
演奏終了後、「トレモロ談義に花が咲いた」と
途中で書いたが、いろいろ演奏上のポイントについて発言があり、
自分は大変参考になった。
これから、いろいろ自分なりに試していこうと思う。


Kimura(N)さん 日野市(N) オーバーザレインボー、フェリシタージ、フォーユ、リブラソナチネ
「蓮見(昭夫)さんに師事している」とのことで、蓮見さんのアレンジから。
どれもすごい演奏だった。
前回はビジュアル的に刺激的だったが、
今回は演奏が刺激的。
オーバーザ〜を除く3曲は曲想自体がとんがった感じで、
それをバリバリ演奏していくのが、なんとも
かっこいい。
で、クラスタの18日(?)だったかの
メイドデーに出演予定とのこと。
一段と刺激的になることは間違いないだろう。


以上。



さて、最後に自分の演奏反省を。
横浜市(サイレントN) やさしさにつつまれたなら(ユーミン)、ビューティフルネーム(ゴダイゴ)、出会い(オリジナル)


今回は、ほとんどビューティフルネームをなんとか・・・
という思いだけだったが、見事玉砕。
練習で、成功:失敗=7:3だが、
3割も失敗するのであれば、経験からいっても
人前で弾く場合は
成功:失敗=0.5:9.5くらいになろう。
わかっているが、
地震とかサイクロンで困っている子供を思って演奏する」
と決めて選んだ曲ゆえ、今回弾かないと
自分の気持ちとして収まりが悪い。
ということで、仕上がっていないところを無理して
弾いたのだが、予想通りの結果になってしまった。


でも、気分的には結構さばさばしていて・・・
というか、むしろこれはこれで
よかったかな、と思っている。


クラスタフリーコンサートの出始めたころ、
自分の演奏は、今のよりずっとやさしいもので、
今回のようにボロボロだった。
でも、そのときの方が、今より必死で弾いていた。
そんな気持ちを思い出した。
このごろ、気持ちとしても、
もう少し、なんでもいいから前にすすみたい、
ということを思うようになってきていて、
そのターゲットみたいなものが
見えたような気がしている。


今回うまくいかなかったのは、
精神的なものではない。(それもないわけではないが)
「技術的に追いついていない」のだ。
これは、一朝一夕には、できるようにならないだろう。
でも、いままでできていないのは、
それを意識してすらいなかったから。
これから、それらを意識下において、
少しずつ改善していこうと思う。
・・・・ストレスにならない程度に・・・だな。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070615
<目に入ったニュース>
時間なくなった・・・

><