名器とは?

さて、試奏を楽しんだ後、
インターネットのとあるブログで、
「誰でもいい音がでるのは名器だが、
 ウルトラ名器は誰でも鳴らしきれるわけではない」
なんていう意見があって、
それに対し、様々なコメントが載っていた。


そもそも「名器」自体定義しにくく、
ある人にとっての名器が他の人の名器で
ないことなど普通にあるし、
議論はしにくいネタと思うが、
「誰にでもいい音でなるギターは
 名器か?それとも名器でないか?」
というところで、意見がいろいろわかれていた。


まあ、結論は、
「弾く人が満足してればOK」
ということにつきるとは思う。


でも
確かに「金棒」みたいなギターは
あるのだろうと思う。
鬼が使えば、名器になるが、
普通の人だと、重くて振り回せない
(いい音だせない)とか。


なかなかいいたとえがないが、
自分は、
刃物にたとえてみた。


カッターナイフは便利だ。
細かい作業に向く。
でも、ナタのようなガッツのある
使い方はできない。
出刃包丁の切れ味とヤナギ刃包丁の
切れ味は違う。
セラミック包丁はある程度雑につかって
大丈夫だが、切れ味としては
鉄のすごく手入れの行き届いた包丁には
敵わない。


ギターもこれと同じような感じを
自分は持っていて、使い方(料理、すなわち音楽性)
にあったギターが使われると
いい料理(音楽)になる。


おいしい音を料理できるギターで
腕をふるいたい。




<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060610