ダンスの曲調

ブーレ、リゴドン、サラバンドメヌエット
これはバロック時代のダンスの曲調だ。
自分は、実は単なる曲名と思っていたのだが、
メヌエットもいろんな作曲者の
メヌエットがあるのを知って、じゃあ、
「テンポ記号みたいなものか・・・」
などと思っていた。


しかし、音楽のリズムを
気にするようになった今は
実はこれこそ
「リズムには、説明しにくい大事なものがある」
という証拠だな、と思うようになった。


ブラジルのサンバとフランスの行進曲。
両方2拍子といっていいと思うが、
本当に全く違う。
サンバはサンバが出来る人が表現すると
サンバになるのに、
サンバを知らない演奏者が、
ただ楽譜だけみてやってみると、てんで様にならない。


そんなことを考えるとき、いつも思う。
「本物のブーレ」
「本物のリゴドン」
「本物のサラバンド
「本物のメヌエット
ってどんなものだろう・・・・。


現在は録音という技術があるので、
今残っている音楽については、
ある程度そのリズム的特長を
残しておくことができるだろうが、
バロック時代のそのときの演奏は
残っているわけがない。
そこで思う。
「本当に今みたいなものなのだろうか・・・」
少なくとも、
時代は違うとはいえ同じ人間が
「踊れる」
音楽で、踊るために、
そのリズム的特徴を
ブーレ、とかサラバンド
などという言葉で表していたことは
間違いない。


踊りたくなる音楽って、いいよね。
本物が聴いてみたい。


PS
仕事の忙しさはいよいよ
加速度的で、
ついに午前さまになってしまった・・・。
さすがに疲れ気味・・。