■20200718(土)#215クラスタフリーコンサート

今回は7人。いつもの半分なので、やはりちょっと寂しい。

とはいえ、演奏者の方々は、「こういうときにでも来る方」ということで、中身は濃かった。

以下、簡単ですが、いつものレポートです。

演奏者、曲名は、クラスタHPから頂いております。マスター、ありがとうございます。

(N:ナイロン弦、S:スチール弦、U:ウクレレ

・オシオ豊嶋さん 小金井市(S) クリエイティブラグタイム、プラスティックラブ、ブルームーン、メイキンウーピー、イズントシーラブリー、シネマ、永遠の青い空、マーブル

今回、MCでは「ジャズっぽい曲」とのことであったが、特にランニングベースがかっこいい曲が集められていた。 (コンサート後、お話したときに、「ランニングベースの曲を集めたと言い忘れた」とおっしゃっていたので、このレポートで書くことをお約束しました。)

演奏として、自分がいいな、と思ったのは、ブルームーン以降の曲。 ブルームーンは、少しスピードを落とした感じだが、それがいい味になっている。楽しそうに演奏しているのがいい。

一回り目最後のIsn’t she lovelyは、自分も5月か6月に弾いたスティービーワンダーの曲だが、アレンジはセーハコードが多くて自分のよりずっと難易度が高いと思う。 それをしっかり弾かれていて、かつ、いいのりがでていた。よかったです。

自分 横浜市(N) What A Wonderful World、Innocent world、HEAL THE WORLD、STAY CLOSE TO ME、帰ってきたウルトラマン

今回は、「・・・ワールド」との曲を集めてみた。

演奏の出来はだいたい予想したとおり。自分としては、イノセントワールドの出来がいまいちであったが、実は、これの後半は、自分ののりが出せるアレンジ譜に仕上げられておらず、作り直そう、と思っていたもので、それがさぼってやれなかったもの。

こういうところは、やっぱりだめ。もう少し練習していればなんとか弾けるようになるのでは、と思ったのだが、やはり自分は、指が回らな いところは、素直に弾けるアレンジに変えていく必要ありだ、と再認識した。

2周目は、そのうちフリーコンサートで弾ければいいな、と思う曲を弾いてみた。まあまあ、「いつもの演奏」といったところ。細かいところを詰めていけば、いい感じになりそうだ。

ゴジラ佐々木さん 国立市(N) ドボルザーク新世界より第一楽章、第二楽章

山下和仁氏の「新世界」のコピー。 これをコピーしよう、と思うこと自体すごい。

で、40年かかって、やっと弾けるようになった、とMCでおっしゃっていたが、それもすごい。

さらに、今日のステージの見た目もすごかった。 譜面台を3台ならべ、かつそれを洗濯干しのように、縦長の譜面をクリップでとめて、楽譜を壁にして、それをみながら弾いている。 その広さが、畳くらいある。 従い、演奏状況として佐々木さんが見えるのは、顔から上と、足元のみ。 で、その足元は長靴で、とてもギターを弾く人、とは思えない。

以上見た目がインパクトある状況だが、演奏の方もインパクト抜群だった。 身体を揺らしながら、全力疾走の演奏。

新世界の交響曲は元から好きだが、ギターでの演奏は、自分がギタリストであるから、というのを差し引いても、とても楽しかった。特に自分は1楽章がよかった。 交響楽団の演奏に比べれば、ギターという6本の弦のみでの演奏なので、複雑な和音等だせていないはずなのだが、本当に交響曲みたいに聞こえた。機会があれば、また聴きたい。

・青ワイン山川義幸さん 中野区(U) 星に願いを、テイクジAトレイン、トワイライトゾーン、早春(佐藤正美)

今日は先週買った、というテナーウクレレでの演奏。(何本目??)

このウクレレも音が抜群によかった。 音がよいので、短音でのメロディーをしっかり歌った演奏となり、そのことが、アレンジも引き立たせている。 そしてその音を楽しんでいるのが、音からも見た目からも伝わってくる。 山川さんに買われたウクレレの方も、幸せだろう。

演奏の方は、ますます音の表情が豊かになっている。特にメロディーをスライドだったり、コードを付けてだったり、いろいろな表情付けがなされていて飽きない。

なお、「食べ過ぎによる体調不良」で、1周目でご帰宅。 どうぞお大事に、ご自愛ください。

・断捨離市來さん 調布市(N) バッハチェンバロ協奏曲No.5ラルゴ、G線上のアリア、即興練習曲2番「クラスタにて」、バッハ無伴奏バイオリンパルティータ1番サラバンド,ドゥーブル

今日はバッハの演奏。ちょっと練習不足、とおっしゃっていたが、その状況が自分として、わかる演奏。 楽譜をみながらの演奏だが、思いだしながらの演奏で、所々難しいところでひっかかって苦笑いで弾き直しながら、という演奏。

自分も、自宅では同じ状況だなあ、と思う。忙しいのだろうな、と思う。

ただし、苦笑いしながら弾き進めるのは、バッハの対位法バリバリの曲。自分とはまったくレベルが違う。

2周目もバッハだったが、それらも対位法の難しい曲。さっと楽譜をみて弾きこなす曲には思えない。こういうのを、さっと弾いて聴かせられるのはやはり実力が高いのだ。

なお、前回のフリーコンサートで、「月光をお題にした曲目でやる」とのことであったが、それは次回以降とのこと。期待して待つこととしたい。

・新宿志原さん 新宿区(S) ミステリー、クロストゥユー、オンリーユバナント(?読めませんでした)、エンドレスロード、ファイヤ(ジミヘン)、移民の歌(レッドツェッペリン

1、2曲目は、もう一つかな、と思っていたが、その後はよかった。

1周目は、ピック弾きでトミーエマニュエルの曲、2周目は、ロックの定番曲を弾いたのだが、3曲目よりビックでのカッティングのスピードがあってきて、パーカッシブな演奏になるに従い、勢いがでて、「かっこいい」演奏になった。

「ロックギタリストがアコギをパーカッシブに使う」というのは、おいしいところだなあ、と改めて思う。ほんとかっこいい。

以前も書いたかもしれないが、「路上でやって人を集めることができる演奏」と思う。

自分はピックを使った演奏は無理そうだが、指でカッティングをして、こういう風に弾けたらなあ、と思う。少しずつ、とりくんでみようと思う。

 

・アンプラグド鈴木さん 小平市(S) 荒城の月、エナジーフロウ、サウンドオブサイレンス、ぼくたちの失敗(森田童子

先週くらいから、またインストを復活したとMCでおっしゃっていた。 荒城の月、その他の曲もいつもの鈴木さんの演奏。 以前と違うのは、生音での演奏であり、エフェクターを使っていないこと。ギターピックアップの調子がわるいからとのことだが、音の方はエフェクターを使わなくても楽しめる演奏だった。 いずれの曲も、弾きこんでいるのがわかる演奏。一方で、新しい曲に取り組むのもいいのでは、とも思った。

 

以上、人数すくないので、ちょっと寂しいかな、と思ったのだが、自分としてはいつものとおり楽しめた。

やはりクラスタのフリーコンサートは自分にとって貴重な時間だ、と改めて認識。

また、よろしくお願いします。