読書メモ:詩を書く 谷川俊太郎著

「詩人とは言葉を信じるものではなく、
 むしろ言葉に賭けるものである」
「詩人も大工や医者と同じように先ず
 一個の職業でなければならぬ」


「詩を書く −なぜ私は詩をつくるのか−」
著:谷川俊太郎
を読了した。
空の上、長崎への出張の飛行機のなかで読み終わった。
冒頭の言葉は、その本のなかから、
ちょっとピックアップしてみたものだ。


谷川俊太郎といえば、
自分は詩集は持ってはいないのだが、
さすがにいくつかの詩を目にしている。
そして、そのときそれらの詩から
何がしかの影響をうけている。


で、いくつか読んでみようと思って
図書館でみていて、詩集より先に
見つけて読んでみたいと思った本だ。


「詩ってどうやって書くの?」


こんな問いかけ、答えがあるのだろうか・・・


この本のなか、冒頭は詩人入門志願者と、
筆者の問答になっていて、
「そんなもの、わからない」
と筆者は書いている。


でも、そこから、この本一冊、
その答えのない問いかけについて、
筆者が思うところをつづっている。


一気に読めるような本ではなかった。
2週間じっくりかかってしまった。
だから、面白かった、というような感じではない。
しかし、いろいろなこと、言葉、詩、についての
思いが自分のなかに浮かんだ。


自分として、
「詩」というところを「作曲」として
読んでしまうところがあった。
(かなりの部分・・・)


自分のなかに仕事と趣味の境目
みたいなものに多少興味があるが、
それらについて、いろいろ考えるところも
あった。


今度はそのうち、
詩集を読んでみよう。




<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070324
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427

<目に入ったニュース>
能登半島地震:輪島「朝市通り」で復興感謝祭 被災1年
浅田真央選手:「金」のスマイル見せ帰国 中部国際空港
・ガソリン暫定税、失効は不可避…野党が修正協議を拒否
・ジェット・NEKO、自販機に太陽電池
 電源開発ベンチャーのジェット・NEKO(宮崎市、小橋川史龍社長)は自動販売機向けの太陽光発電装置を開発した。清涼飲料を売る一般的な販売機なら1日の電力使用量(24時間ベース)のうち約3割を太陽光発電でまかなえる。二酸化炭素(CO2)の排出量を減らせる利点を訴え、6月からの事業化を目指す。
 新製品は「ソラ・タカ」。ジェット社の実験ではソーラーパネルを太陽光に8時間さらすと、1200ワットの発電が得られた。CO2のほか自販機1台あたり月額5000円前後かかるとされる電気代も削減できる。




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