伝記とか

今週のNHKプロフェッショナルの流儀は、
フランス料理のシェフで岸田周三という方だった。
なんと33歳で、日本人初のフランス料理で
ミシュランの三ツ星をとった方だ。


才能あふれる方だというのが、
よくわかる。普通単身アポなしで
フランスに行って成功してしまうということは
普通の才能ではありえない。
番組を見ていて仕事である料理に
とても誠実に、そして愛情をもって
取り組んでいることがわかる。
しかも、
見た目もかっこいいし、性格もいい。


・・・・・・
ちょっと自分のような人間では、
参考にできるところはないかな・・・とも思う。
少なくとも、アポなしで単身
外国へ飛び出すようなことは
自分はできないし、若かりしころできなかった。


でも、
自分はこういう話、つまり、
成功した人の考え方や生い立ち、
すなわち伝記みたいなものをみるのは、
いいことだと思う。


子供のころ、自分は結構伝記はたくさん読んだ。
とてもまねできないような努力の人が
多かったが、精神衛生上はいい。


今、子供は伝記とか読むのだろうか。


考えてみると、テレビでも、
「すばらしい人、かっこいい人」
というのを正面から捉えたような
番組というのは、
あまり多くない気がする。
NHKでは、この前にプロジェクトXがあったが、
この手の番組でシリーズで
やっているものはほんと思いつかない。


理由としては、やはり製作にコストが
かかるのだろう。
それと、どうも人というのは、
「すばらしい人」にはもちろん興味があるが、
それ以上に、
「よくない人。行いの悪い人」
の話の方に興味があるように思える。
昼間のワイドショーの中身なんかをみると、
「人の美しくない部分」

「できるだけ詳細に」
示す番組の方が多そうに感じる。


でも、できれば
「美しい話」
のほうがたくさん流してほしいし、
美しくない話でも、
「そこから見出せる一番生産的な知見はなにか?」
という見方をしたものにしてほしい。




<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070205
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
<目に入ったニュース>
スーパーチューズデー、民主2強互角
赤福、4カ月ぶり営業再開・出直しの朝、長蛇の列
雪印はつぶれて、赤福はとりあえず、復活。
 違いはどういうところなのだろう)


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