芯をぶち抜け!!

子供の舞台の稽古を見に行った。
家内からどうしても見て欲しい
お願いされたのだ。


本当は、ネタバレはいやで、
本番で初めてみたかったのだが、
「いまいちのでき」
「コメディーなのに笑いがとれない」
「なんか、すっきりしない」
「出番が少なくなった」
等々、
よくない状況を聞かされていて、
どうしても見て欲しいとのことだった。


で、みてみた結果だが、
なんのことはない、
台詞はできているが、
役が役になりきれていないだけだった。


コメディというのは
もちろん笑いを取れたほうがいいが、
通常、もっと伝えたい主題があって、
それをあんまりストレートにいうのも
なんだし・・・
ということで、笑いに包んでだしている
もの。


今回も台本には、ちゃんとそれが表現されてある。


しかし、役者のほうが、
「ただ台詞どおり」
になっていて、それが全然表現されていない。


それは
「心があったかくなる」
「極々親しい人を助けたい気持ち」
だったりするのだが、
それを感じさせるだけの
「熱さ」がだせていない。


この熱さ、必死さがあるゆえ、他の
コメディータッチのところが
それとの対比で笑い(あったかい笑いになろう)
がとれるのだが、
肝心の熱さがうまくいっていないので、
笑い以前のところだ。


演出家兼脚本家と主役が
練習の最後のコメントでまさしくこのことを
いっていたが、
子供たちにそれは通じただろうか・・・


一応うちの子には、
きちんと時間をかけて話してやった。


まず、そのメインのシーン、
(要は芯となる部分)を
最高の情熱を持って、しかも
ひとりでなく、チームでものにすること、
それができれば、そこから、すべての歯車が
合って来るはず!!


逆にそれができないとしょぼい
舞台になってしまうということ・・・


そういったことを
説明した。


明日の稽古から、
いい方向になればいいのだが。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060812
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427