したくないカッコ

背広はフォーマルな洋服の
代名詞だが、最初できたときは、
「正式な」服ではなかったとのこと。
実は、本来は燕尾服、つまり
ツバメの尾っぽみたいに
背中側がひざくらいまで
まんなかで別れて伸びているのが
正式版だったらしい。
だが、
これが面倒できっちゃったのが
現在の背広の始まりなんだとか。
そういう話をなにかで
読んだ記憶がある。


これは理解しやすい。
「燕尾」の部分が邪魔で、
無いほうが動きやすいと
自分も思う。


こういう話は歴史的には
よくある話だと思う。
だいたい、人間工学に近づくか、
それをちょっと妨げるくらいで
落ち着くものだ。
だから、たいていは
わかりやすいのだが、
わかりにくいというか、わからないのが、
若い人たちで結構みかける
「ズボンずり下げ」だ。


動きづらかろう・・・
誰かにいきなり殴られても、
絶対に追っかけられないだろ・・・


なんてことを思ってしまう。


ちなみに、
こんなばかばかしいことを疑問
に思ったときこそ、インターネット。
調べてみると、やはり同じようなことを
問い掛けている人がいて、
回答もされていた。

・息子に聞いたら「カッコいい」んだってさ。
・社会への反発の表れ
・最初はちょっとずらすのが
 極端化したもの。
 「小麦色の小顔」が「顔グロ」
 に行き着いたのと同様。
・肉体へのコンプレックスがあるのかもしれません。
等など、


最後のは自分としてウケてしまった。
「中以上のでぶがやると、みられた姿でありません!」
と言い切られてしまっては
笑うしかない。


さらにものすごくウケてしまったのが以下。


「どうみてもクソをもらしたようにしか見えません!!」


ああああああああ、
あの姿が頭に浮かんでしまううううううううう。


絶対したくないカッコだな。

><