有害サイトのフィルタリング?

インターネットで
「有害サイトのフィルタリング」
についての記事をいくつか拾い読み。


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民主党が有害サイトの削除を
プロバイダに義務付ける法案を検討しているという。
しかも、
「有害な恐れがある場合は児童が閲覧できなくなるような措置」
も義務付けるそうだ。
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という記事を読んで、
そんなこと、ほんとにできるのか?
ジョボいフィルタリングなんて、
全然役に立たないだろうに・・・
と思ったため。


で、案の定、いくつかのブログ記事で
そのようなことが書いてあった。
面白かったのは、安易な
(つまりお金をかけないでという意味)
「単語検索によるフィルタリング機能」
を使うと、
事態は、悪化する方向にいくとのこと。


・単語のフィルタリングによる検閲
   ↓
・明らかに「クロ」のホームページは
 当然ながら自分がクロと知っているゆえ、
 どんどん隠語使用に移行。
 従い全然減らない。
   ↓
・一方、啓蒙的な善良なサイトは、
 「こういうのがまずいです」
 という説明をしなくてはならないから、その結果
 どんどんフィルタリグにひっかかってしまい、
 結局、目的を達っせない。
 従い、存在意味を失い、どんどん減る。


以上の循環の結果、
悪いサイトは減らず、啓蒙的なサイトが
どんどん減ってしまう結果になるとのこと。


なるほど。


本当にそうだろうなと思う。


でも確かに、
「こりゃー子供にはみせたくないな・・・」
というサイトは星の数ほどあり、
それらが、パソコン、いや、ケータイでも
アクセスしようと思えばできてしまう
環境になっている。


じゃ、どうすればいいのか?


自分達の子供のころは、
そういう環境はなかった。
「エロいもの」といえば、雑誌であろうが、
それらは「雑誌」という形あるものゆえ、
購入も難しい(なにしろ恥ずかしい)し、
万が一購入(もしくは拾って手に入れ)した
として、それが同級生とかにみられたら、
それこそ恥ずかしい。


以上のような環境であったので、
そのような状況は面倒だし、怖いし、
やる気にもならない環境であった。


しかし、今は、完全に個室といっていい
「パソコンの画面のなか」
「ケータイの画面のなか」
で、そういうものがあふれているのだ。
しかも、昨今「つなぎ放題」
が普通だから、「課金による制限」
というのもない。
以上より、
「一人部屋で通信を持ったパソコン(もしくはケータイ)がある」
イコール「なんでもみれてしまう」
ということだ。


防ぐ方法はないのだろうか?


最初に書いたように、
「単語フィルタリング」
などという安易な方法では、まったく
うまくいかないだろう。


・・・・・・・・・・・・・・・
自分としての現状の答えとしては
「アクセス履歴、検索履歴を必ずチェックする」
というのが一番効きそうな気がする。


「親、もしくは親プラス教育機関
 18歳未満の子供がいる家庭は、
 必ずどんなページをみたのかのレポートが
 表示される」
とかいうのが、効きそうだ。


なにをみたのか?
というのも重要なプライバシーだが、
「青少年を守る」
という方向からすると、
そういう考えがあってもいいのでは・・・


こういうのでも、技術的に難しいのだろうか。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070113
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
<目に入ったニュース>
今日はパス


<読書記録>
なんにもないところから芸術がはじまる
著者:椹木野衣
読了。

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