プラハ国立美術館展感想

今日は、午前中、家内からもらった
無料チケットで、横浜そごう百貨店の美術館に
いってきた。
ここは、百貨店についている美術館としては、
国内最大級とのことで、結構広くて、
展示点数も充実していた。
楽しめた。
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http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/08/0102_puragu/index.html
200余年の歴史を誇るプラハ国立美術館は、ヨーロッパ有数の美術館として西洋絵画の名品を所蔵しています。本展では同美術館の所蔵品のうち、16世紀から17世紀にかけて描かれたフランドル絵画黄金期の秀作70点を展覧するものです。農民の日常生活を数多く絵にしたブリューゲル一族や、ヨーロッパ各国の王侯貴族から絵の注文が殺到した人気画家ルーベンスなど、宗教画、風景画、風俗画、静物画と、あらゆるジャンルの作品が出品されます。それらの絵には、比喩や教訓的な意味合いが含まれたものも多く、絵を読むという視点からも楽しめる作品群といえるでしょう。ヨーロッパの古典絵画の名品と、描かれた絵に込められた謎に触れる絶好の機会です。
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・農民の日常生活を数多く絵にしたブリューゲル一族
・王侯貴族から絵の注文が殺到した人気画家ルーベンス
とあるが、そのとおりだなあ、というのがまずもっての感想。


ブリューゲルの絵は、
農村を始めとした、
「朴訥とした生活」
を描いていて、こういう絵を
居間に飾って、「幸せな生活」の
手本というか、望みみたいな感じで
眺めていたのだろうと思う。


そして、
絵に関しては不勉強な自分であったので、
当たり前のことをしらなかったのを
恥ずかしくおもいながら綴ると、
自分は、こういった絵というのは、
一人の作者が結構な期間をかけて、
1枚1枚仕上げているのだと思い込んでいたのだが、
これらの絵は、
「構図を考え、1枚を仕上げるゴットファーザー
が一人いて、あとはそれらを
「工房でたくさん作っていく」
スタイルだったとのこと。
かつ、
工房へは注文が結構あったようで、そのゴットファーザー
子供一族みんなを含めて、切り盛りしていった
とのこと。


そうなのか!
と思ってしまった。


それくらい絵に対して需要があったということ、
また絵を仕上げるのにチームでやっていたこと
など、自分は知らなかったのだ。


で、もう一度絵をみてみると、
確かに、
「ずっと飾っておいていいな」
と思える絵だ。
やさしいというか、気が休まると言うか・・・


肖像画ルーベンスの方も面白かった。
現代は、写真の技術があるが、
ある意味、写真より本物らしいというか、
「写真以上に語ってしまうもの」
がかかれているというか・・・。


その当時ももちろん、
「写実的に書く」
ことでは、それなりの数の画家がいたのであろうが、
そのなかで、人気を得るだけのものはやはりあるのだ
と思う。
また、肖像画というのは、
描く対象としては、すごく奥の深いものだ
ということも感じた。


以上
なかなか楽しい時間だった。


PS
絵に関しては、昨日読了した、
「なんにもないところから芸術がはじまる」著者:椹木野衣
にて、「!!!」であり、
今回のような16世紀、17世紀の古典もいいが、
現代美術も見にいきたいなあ、と強く思っている。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070114
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
<目に入ったニュース>
デトロイトモーターショーで、トヨタ自動車リチウムイオン電池搭載の新世代ハイブリッド車が発表される デトロイトモーターショー記事
トヨタ自動車は小型・軽量で高出力が特徴のリチウムイオン電池を使う新世代のハイブリッド車を2010年までに発売する。一般家庭の電源から充電でき、電気走行を増やすことで走行時の二酸化炭素(CO2)排出量も現行の「プリウス」に比べ約13%減らせる。トヨタは新世代車をいち早く発売し、地球温暖化問題や原油高を背景に世界で需要が拡大するハイブリッド車でトップシェアを維持する。
 新世代車の発売計画は13日に開幕した北米国際自動車ショーミシガン州デトロイト)で明らかにした。現行のハイブリッド車は充電用にニッケル水素電池を使うのが主流。米ゼネラル・モーターズ(GM)もリチウムイオン電池を使う新世代車を10年までに発売するとしており、日米大手による開発競争が激しくなりそうだ。
(ついにきた、という感じ)

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