ストーリーを彩る音楽

先日、宮崎駿監督の映画音楽などで、
超有名な作曲家、久石譲氏の
新書「感動をつくれますか?」
読んだが、(すごく面白かった)
そのなかで、
「クラシックの作曲家のいわゆる
 ”偉人”と呼ばれる人が、現在に生まれたら、
 きっと映画音楽をやっているだろう。」
みたいなことが書かれていた。


昨日、今日と、2日間、
映画ではないが、
演劇、とくに今回みたいなミュージカル
を観劇すると、
映像や、物語のために
音楽を作っていくことは、
とてもエキサイティングで楽しいだろうと
思った。


音楽だけで楽しむ場合、
どうしても、「楽しい曲」とか
「さわやかな曲」を追う。
しかし、
演劇では、それだけではストーリーは
語れない。
ストーリーにあわせた様々な曲が
でてきて、その音楽がストーリーを
引き立たせる。
だから、悲しい曲もあるし、
おどろおどろしい曲もある。
こういった曲はストーリーが
あってこその音楽と思う。
演劇のための音楽作るのも、
楽しいだろうなあと思った。
(すごく大変だろうけど・・・)


自分は、時間的、能力的に演劇や
映像のための音楽をつくるなどと
いうことは、できない。
それに、そもそも、発表する場もない。


でも、
音楽をするとき、MCを充実させて、
自分の演奏に対して、
ある種、
ストーリー性を持たせて
演奏していきたい。
ストーリーとまでいかなくても、
曲に対する思いみたいなものでも、
いいだろう。


自分は演奏するときのMCが好きだ。
かつ、MCがうまく
いくときほど、演奏も
よくなるような気がしていた。
それは、上記のような
「ストーリー性を追うこと」
を無意識にやっていたのかもしれない。
これからは、
もっとそれを自覚的にやっていこう。
そんなことも考えさせてもらった。

観劇、楽しかったです。