#60クラスタフリーコンサート

今回はクラシックの上手な方が多かった。
今日、自分では、ほぼ6時ジャストくらいに
お店についた。
きっと一番のりだろう、
と思っていたのだが、なんとお店の前で
開店を待っている方が1名。
いや〜はやいなあーと思ったが、
お店に入ってみると、
すでにあと1人、先に入っていた。


要するに、すごく気合が入っていると
いうことだろう。
これはいいかも、と期待してしまったのだが、
期待にそぐわない、いい演奏ばかりだった。


早速感想を。(曲目はクラスタHPより)


SATOHさん カディスアルベニス)、グランドソナタ第1楽章op22(ソル)
2曲とも、実にしっかり弾きこんだすばらしい演奏。
聞くと、コンクールに出る予定とのこと。
納得。
最初から、引き込まれる演奏だった。


SEKIGUCHIさん伝説の島(佐藤正美)、暁の鐘(デラマーサ)、アルハンブラの想い出(タレガ)
いつも、めちゃくちゃうまい演奏で、感動してしまうのだが、
今日もすごかった。
トレモロ特集」
とのことだが、
トレモロの粒がそろっている」
ということは、言うに及ばすで、
トレモロでの強弱、および
親指で弾かれる音、いずれも
表情を自在にもたせる、
本当に、「自在な」演奏。
最高でした。
トレモロが苦手な自分としては、
一生できそうにない演奏に聞こえた。


KIMURAさん(10弦N) 前奏曲1番、5番(ヴィラロボス)、大聖堂(バリオス
いつもの10弦ギターで、
KIMURAさんらしい、深みのある音での演奏。
よかったです。
しかし、本当は、別に
「楽譜を見ながらでも、練習してきたので、
 弾きたい」
という曲を用意してきていたとのこと。
予定を変更して、いつもの曲を
弾かれたのだが、自分としては、
ぜひ、練習してきた曲を聴いてみたかった。
一生懸命練習してきた(している)曲は、
うまい下手を超越して、
よさを感じるときがある。
次回に期待しよう。


HAGINOYAさん 川崎(N) シャコンヌ(ヴァイス)、フェリシダージ(ジョビン)、ソナタよりIV(テデスコ)
この方もうまかった。
特に2曲目が自分としては、
非常に面白いアレンジで感動してしまった。
クラシックやる方にきいたら、
作曲がジョビンで編曲がディアスとのこと。
もう一度聞きたい。



TAKAHASHI(R)さん 所沢(N) BWV998(バッハ)
これもレベルが高い曲。
今日は、なんかすごいレベルだ。
しかも、「弾ける」というレベルでなく、
「表現する」というレベルでの演奏。
いい演奏でした。



SHINOZAKIさん 中野(N) 禁じられた遊びメヌエットパガニーニ)、メヌエット(ソル)、亡き王女のためのパヴァーヌ
これで確か3回連続くらいと思うが、
毎回上手になっている。
この方の演奏のいいところは、出音の明瞭さ
と自分は思っているが、
今回もはっきりした音(かなり大きい)
で聞きやすい演奏だった。
亡き王女のためのパバァーヌはずっと連続で
聴いているが、だんだんよくなってきている。
今後は、もっと表現をいろいろ
練ってくるステージになってくると思う。
楽しみだ。


MIYAKEさん 小平(S) 「’84ビルボードNO.1の3曲」フットルース(ケニーロギンス)、タイムアフタータイム(シンディローパー)、ウキウキウェイクミーアップ(ワム!
最高でした。
MIYAKEさんは上記の曲をちゃんとフルコーラス演奏される。
ギター1本だと、1まわりはいいのだが、
2コーラス目になると、同じアレンジではつまらない。
そこを持ち前のジャズの素養から、いろいろ
工夫して自分のものにしての演奏。
見習いたい。
それと今日はギターがいつものチャキではなく、
フラットトップのエアーズ(ベトナム製)のギター。
これもいい音でてました。


次自分。 横浜(サイレントN) 津軽海峡冬景色、勝手にしやがれ、りんご殺人事件、舟唄
今日は阿久悠さんの作詞の曲を集めてみた。
演奏は、このところのブログで記載のとおり、
家人の付き合いでほとんどギターを
弾けてなかったので、ぜんぜん満足できる
状況にならなかったが、
これは仕方なし。


ただ、よくよく思い返してみると、
家人の都合というのが、
子供の舞台で、この観劇を続けている中での
演奏であり、精神的なエネルギーが
観劇の方にひっぱられてしまうところがもっとも
つらいということがわかった。
観劇すると、どうしてもいろんなことを
考えてしまう。
そうすると、ギター演奏がうまくいかないのだ。
ギター演奏ということもまた、役者みたいなもの
で、音楽の中に入らないといい音楽にならない。
観劇によって、そういうエネルギーを
使い果たし気味になることが、
ギター練習にはつらいということがよくわかった。
ここら辺が今回の自分裏テーマだったのだが、
「経験として」
いい経験ができたと思う。


表テーマは、演奏の方は、このような状況だったので、
あきらめていて、
阿久悠さんの紹介→日本語のいい詩をリスペクトしていこう!」
というメッセージとした。
これは、言葉で説明したのだが、
自分としては、楽しく話したつもり。
どうだったろう・・・



TAKAHASHI(M)さん 東村山(N) 宇宙飛行士、ジェット機のサンバ、コンソラソンイパネマの娘
あいかわらず上手。
サンバ、ボサノバ、そしてバーデンが
本当にすきなのだというのが伝わってくる演奏だった。


MATSUDAさん 所沢(N) グラナイーナ、アレグリアス、天国への階段
MATSUDAさんの演奏は、いつも自分としては、
MATSUDAさんのホームグランドである、フラメンコより、
そのテイストでアレンジしたほかのジャンルの曲が
好きになるのだが、
今回に関しては、1曲目がよかった。
自分的には、これまでのMATSUDAさんの
フラメンコの演奏で1番よかった。
なにか、ふっきれた?



KAMAYAさん 小平(津軽三味線) 津軽じょんがら節六段、黒石よされ節、津軽盆唄、花笠音頭、津軽じょんがら節(曲弾き)
場数をたくさんふんでいることから
非常に表現から肩の力が抜けていて、
聴いていて、つかれない。
MCも24時間地球を救うの青梅での
ボランティアをやってきたとのことで、
それも面白かった。



ASOさん 小金井(N) タンゴアンスカイ、アルハンブラの想い出、エルニーニュ
どんどん安定してきている。
今回は後半の息切れもなく、
いい演奏だったと思う。



NISHIMURA(侍) 小金井(S) vitia-n、keep it side、デイトリッパー、レディマドンナ、ハイウエイスター
ヤマハのギターでの演奏ははじめて聴いたが、
エフェクターを通してであるが、
結構NISHIMURAさんにあっているなと感じた。
いつもの縦のりは健在で、
非常にのりのいい、気持ちのいい演奏だった。


FUNATOGAWAさん 羽村(N) ラグリマ(タレガ)、ソナタジュリアーニ
いろいろ右手で試しているのではと思う。
自分としては、
ギターの音色としては、以前よりちょっとにごったかな?
と感じた。
MCのなかで、右手が思ったように動かなくて、
鉄弦での演奏からの経験で変えてみた
といっていたが、まだ、
その途中なのだろう。
演奏事態は、いつもの丹精な感じの演奏で
よかった。


OKABEさん 西国分寺(S) カムトゥギャザー、天国への階段、ハイウエイスター
さすがの演奏。
天国の階段、そして、ハイウェイスターとすごい演奏だった。
特にハイウェイスターは、相当なスピードで、
聴いていて思わずハイな気分になってしってしまうくらい
すばらしい演奏だった。


以上。


PS
演奏終了後、今日は即帰路についた。
本当はいろいろ話したかったのだが・・・
また、次回だな。
(ちょっと疲れ気味・・・
  感想も、じっくりかけてません。
   すいません。)






<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060819
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427