作文

作文について、先日あるブログで、
全く同感!!という記事を読んだ。
その内容から自分なりに。

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会社で書く議事録なんかは、
「言いたいことを
いかに簡潔にまとめるか」
で良し悪しが決まる。
出張報告書みたいな報告書や、
業務連絡書みたいなのも概ね同じで、
「簡潔」「明瞭」が善だ。


しかし、
小学校や、中学校で習った作文というのは、
簡潔、明瞭にかいてしまうと、
先生から、
「で、どう思ったの?」
と聞かれる。
で、それがうまく書けないと、
成績としては悪かった。


学校で習うことと
社会にでてから必要なことが
違うということは山ほどあるが、
これもその1つか・・・。


小学生の作文にて。
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(小学生作文)
そこで中田がドリブル、
相手ディフェンダーの大男3人
のタックルを交わし
小野へ、
小野はワンタッチでゴール向かって
左サイド気味に切れ込んだ
高原へパス。
高原は一旦左にいくと見せかけた
フェイントから右に動くと
体勢を崩しならもシュート、
ゴール。
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(先生)
「ここでどう思いましたか。」
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先生の一言は、
生徒のやる気をそぐのに十分だ。


この作文では小学生は
事実を伝えること、描写することに
美を感じているのだ。
もちろん、かっこいいと思っているし、
ゴールをうれしいと思っている。
「あたりまえじゃねえか
 何聞いてんだ」
というのが小学生の気持ちだろう。


しかし、先生の指導要領は、
「自分の気持ちをうまく表現する」
をもって○とするようだ。
事実だけ書いても、
(例えばそれが運動会の
 1場面だったり、遠足の1場面だったり)
点数はもらえないのだ。


かくして、
「作文なんてつまらね〜」
という、生徒が増える。


事実を淡々と書けるというのも
作文能力としてはとても重要だ。


小学生、中学生の作文においては、
「自分の気持ちを表現する」
ということだけでなく、
・事実を描写する。(できれば手早く)
・短くポイントのみまとめる。
なんてこともしっかり教えてほしい。


・・・以上思ったのだが、
ひょっとして
自分の子供のころとは違って、
いまの教育現場ではすでにやってたりして・・
子供の国語の教科書除いてみようかな・・・


もっとすすんでいて、
「読み物、特に文学的なものは、
 読者の読み方によって捉えかた
 が変わる。変わっていい。
 だから、自由な表現にもチャレンジ
 してみましょう」
なんてことまでやってたら、
いいのにな。