高級オーディオ。
興味はあるというか、
本当はすごく好きだ。
しかし・・・
いいのを求めると
”オーディオ貧乏”
になることが間違いなし！！
および、住宅状況を省みて、
『追求すること不可能』
と結論がでてしまっているので、
興味の対象外としている。
なのであるが、たまーに
インターネットで、
「いい音」を追い求めてやまない方
のホームページを覗いたりしている。
面白いといっては大変失礼なのだが、
すごく応援したくなってしまうのが、
「これまで古いけどいいのを使っていたのだが、
それが壊れてしまった。
で、なんとかして
これまでと同程度のｼｽﾃﾑが
ほしくて仕方ない人」
の物語。
昔の名器と言われる機材、もしくは
それに匹敵する音を手にいれようと
思うと、とんでもない金額になる。
CDプレーヤーで２０万以上、
（下手すると１００万を超える・・・）
アンプやスピーカーなんてとんでもない値段だ。
「こんな値段で買えるわきゃーねー」
といった記述で始まるのだが、
地方から秋葉原の某○○なんかに
一生懸命さがしにきて、
ウルトラ高級品を間違って聴いてしまったりして・・・
そこらへんから記述が変わる。
「この１００万のがすごいのだ・・・
２５万で我慢せねばならないのか・・・」
！？
「おいおい、金銭感覚完全に壊されてるよ〜」
とアドバイスしてあげたいのだが、
もはや手遅れということで、
最後は、
「しかし、自分の持っているCD達が、
俺たちをいい音で聴いてくれよ〜
とお願いしてくるのだ。」
などという名文を残して
長期ローンへ・・・・。
それを読んで心の中で思う。
「あんたは立派だ！
よくやった！！
正義だ〜！！！」
「他人のことだから、好き勝手思っているだろう」
という内なる声もあるのだが、
でも、こういう人の気持ちが死ぬほどわかるのだ・・・。
こんな人が少なくなかったとき、
オーディオ雑誌は生きていたし、
機材たちは、高いとはいえ、それなりの値段であった。
しかし、
今やｉＰＯＤの時代だ。いい音を追求していくのは
日本では流行らなくなったようだ。
というか、
海外も含めて、本当にリッチな人の物になって、
そういうリッチな人が抱えてくれる
国でのみ、こういった嗜好品は生き残れるのかも
しれない。
リッチでない自分としては、
日本のリッチな人たちが、
こだわりのある面白い趣味を育ててくれることを
望む。
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さて、ギターはどうだろう。
ギターもいいのは高い。
５万もだせば、普通に弾けるのは買えるが、
クラシックでは、
「人前で弾けるのは１００万から・・・」
なんて声もある。
オーディオの場合は、練習などいらない。
金さえあれば、（場所も含めてだが)一応
誰でもそのよさを享受できる。
しかし、ギターはまずもってその良さを
引き出せる腕がないと
「猫に小判」、「豚に真珠」だ。
だけど・・・だけどだ・・・
そういう腕を持ってしまって、
かつ、そういうギターに出会ってしまった場合・・・
そのギターが話しかけてくるのだ。
「私のこの音は
あなたにしか出せません！！！
ぜひ私を
あなたのものに！！！」
この言葉は、一生懸命練習してきたものにとって
より残酷に心に届く。
オーディオ貧乏に匹敵するくらい、
ギター（楽器）貧乏も発生しやすい・・・・
願わくば、貧乏になることなく
それらを手に入れられるようになりたいものだ。
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