■20210121(木)旅のカメラとバードウォッチングでのカメラ

旅に出かけたとき、カメラをするのは、いいことだろうか。

 

旅にでたとき、目にするものを写真で残しておきたい、という気持ちはわかる。

しかしながら、それは、旅をしながら、旅が終わったあとのことを考えているということに他ならない。

旅にでているときは、写真に夢中になるのではなく、旅の今ここ、に集中したほうが良い

 

といったようなことは、物の本で読んだし、自分も全く同感、と思い、

カメラはずっと使わないでいた。

 

そんな自分が今、カメラで鳥の撮影を楽しんでいる。

上述からすると、カメラでその後のことのためを残そうと

するのではなく、ただ、今の鳥を見ることに集中すべきでは、

という意見があるかもしれない。

 

しかし、これは全く違う。

 

バードウォッチングにおけるカメラは、

「みえない世界を切り取っている」ことだから。

 

大変な遠距離で豆粒みたいにしかみえない。

スピードが速すぎて、細かいところは全く見えない。

 

といったものを、みせてくれるのが、バードウォッチングにおけるカメラなのだ。

 

つまりカメラがあることによって、違う体験をしているもの。

望遠が付いたカメラなしでのバードウォッチングは、

かなり味気ないと思う。

今、手が届く金額でこういう世界へアクセスできる

ようになったということに感謝だな。