読書

数は少ないのだが、
「複数回読むことが苦にならない、
 というか、何回も読んでみたくなる」
という本がある。


そういう本に出会うととてもうれしい。
当然ながら、
「面白くて」
そうなるのだが、
一番最高なのは、面白くてではなくて、
「よくわからなくて」
何度も読んでしまう本だ。


「よくわからない」
ということは、通常は
「つまらない」
と同義だ。


でも、
「よくわからない」
けど、
「何度でも読みたくなる」
というものが、極稀にある。


つまり、
”今は”理解できないのだが、
とても惹きつけられるものがあって、
それを理解したくてしかたがない。


とか、


理解はできていなが、
とても大事なことが書いてあることを
感じていて、
その理解に到達したい。


とか、


この著者は自分の師匠であると
図らずも思ってしまった。


なんていう場合だ。



例えば、昔、相対性理論なんかの本が
そうだったし、宇宙論の本なんかも
楽しんだ。


また、歴史関係の本なんかも
そういうのが少なくない。


哲学関係はもちろんだ。


このところ、そういう本にいくつか
出会えている。


それだけで、
なんかうれしい気分で日々を
過ごせている気がする。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20061001

<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427