説明不明なもの

テレビで著名な画家がでているのを
みたが、
「なにをテーマに書いているんですか?」
「そんなのわかんないよ」
とのやりとり。


質問した方は、
芸術家というのは何らかいいたいことが
あって、絵を書いているのだろうという
ことからの質問で、
わからなくもないが、
「そんなのわかんないよ」
という答えも、
そのとおりだろう。


ある意味、テーマがはっきりしていて
ねらいがはっきりしているもの、
(というか、説明できるもの)
というのは、それ以上でもそれ以下でもない。



でも、芸術というのは、
そもそもテーマを決めて書いていた
としても、
それとは全く違った解釈がなされたりした
時の方が面白かったりする。



まじめに考えると、
「説明できないもの
 を表現するのが芸術」
といってもいいだろう。


そういうものでなくては
面白くないだろう。


小説でも、
「明らかに
 なにいいたいんだか、わからないんだけど、
 強く言いたい」
みたいなのが面白いし。



さて、そんなことを考えながら、
「自分の演奏は・・・・」
と考えてみる。


・・・考えること自体が、
「休むに似たり」かな・・・。


結論、
「たのしいから、これでいいのだ」



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060909

<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427