曲の命名

ギターで、ときどきオリジナル曲をつくる。
もちろん、歌無しのソロギターの楽曲。
自分の場合、譜面におこさない(面倒・・・)
ので、9割くらいは、一年くらい
経つと、自然消滅していくような感じ
なのだが、それでも年間4、5曲は作っている。
(頭で覚えられるくらいだから、ほんとに小品)

で、いつも困るのは、曲名。

そもそも作るのが”歌無し”である
理由が、言葉をつけられないような
頭のなかにあるものを表現しようとしている
ことにあるので、曲名はなかなかつかない。


もちろん、「表現したいこと」
が明確なときもある。
例えば、
荒川静香の金メダル」
イチローのスーパープレー」
なんてものに感動したときなんかだ。
でも・・・・・・・・
「金メダル」とか、「イチローすごい」
とかいう曲名をつけたら、
ギャグ以外のなにものでもないように
みえる。

で、
以前は安易な方向にいっていた。
「チェイサー」
「インプレッション」
なんていう感じで、英語の題名なんかを
つけたりした。


でも・・・・・・
「チェイサーって、ただの語感のみでつけてない?」
「インプレッションなんて母国語で使う人が聞いたら、
 苦笑するような曲名になってない?」
なんてことを考えてしまい、英語の曲名は
つけたくなくなったのだ。

しかし・・・・
日本語で曲名をつけようと思って
また参った。
「かっちょええ単語」、
「趣のある単語」
をなんと知らないことか・・・・。

そんなことを
思っていたおり、『歳時記』
をもらったのだ。


短歌というとても小さな
芸術にて、美しい単語が
綴られている。

寝る前、布団にはいってから、
曲名になりそうな単語を探しつつ、
1、2個短歌を鑑賞する。
ちょっと楽しい。

日本語を大事にしよう。

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