「ながら聞き」を許せる場所

じゃ、「ながら聞き」はまったく嫌いか
というと、上品な喫茶店で、かすかに
聞こえる程度の音楽は、好きだ。
茶店というのは、
「いかにくつろげるかを競っている空間」
と自分は認識しているが、
(この件は別途ブログに記載したい)
その空間コーディネートの1つとして、
「邪魔にならない(だろうと選曲された)音楽」が
「邪魔にならない音量、音質」
でかかっている状況は好きだ。
フトコロが許せば、お気に入りの喫茶店
(ファミレスでもいい)
に毎日、新聞や本読みと、物書き
に行きたいくらいである。
音楽がかかっていて最悪なのは、デパートなんかだが、
特にやめてほしいのは、CDショップと楽器屋。
商売上、「これを聴かせたい」というものを
かけておきたいのは、重々わかる。
でもそれならせめて、雑音が極力小さい
「視聴室」「試奏室」を準備しておいてほしい。
特に楽器店については、試奏する際、
BGMが邪魔になるのを気にかけないような
店では、耳のあるお客様はけして購入に
至らないだろうと思う。
また、どんなに気をつけた音楽であろうとも、
美術館ではかけてほしくない。
これは説明不要だろう。