第5章  演奏を聴く

第5章では、「演奏を聴く」として、生演奏、特にアマチュアの生演奏を聴いて自分が思ったこと、考えたことをまとめた。
普段音楽を聴くのは、CDやラジオからの(今ではケータイやiPODなどが多くなってきた)プロの演奏を聴くことがほとんどだ。そう考えてみると他人のアマチュアの演奏を、しかも生で聴く機会など、学校での音楽の時間と、家族が風呂で気持ちよく歌を歌っているのを聞く位だろう。
CDから聞こえてくるプロの演奏は、当然ながらそれでお金を頂いているのだから、きちんと仕上げられた演奏および録音の音だ。
一方、アマチュアの生演奏は、当然ながら技術的にはプロの演奏におよぶべきもない。
しかし、自分としては、レオコッケ氏があるインタビューでいっていたが、
「なにが聞こえるかではなくて、なにを読み取るかだ」
という聴き方をしたい。
マチュアの方の演奏からも、「表現したいもの」が、まっすぐ伝わってくることがある。
またプロでもライブだからこそ伝わってくるものがある。  
本章はそういった演奏を聴いて自分が感じたことをまとめてみた。