番外コラム-3 NCZカレー

クラスタのフリーコンサートの楽しさの1つは、クラシック、ボサノバ、ロック、ポップス等々、いろんな方の演奏を味わえることにある。クロスオーバーな楽しさを味わえるのだ。
こういうことを企画できるクラスタのマスターの遊び心は、ときどきクラスタの料理のメニューの方にも向けられる。時々「創作メニュー」がでてくるのだ。これもマスターならではのいい味だしている。
2006年4月のフリーコンサートのときは、フリーコンサートの「異種混合」の楽しさを、耳だけでなく、舌でも味あわせていただいた。このときのことを番外コラムとして紹介しよう。

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今日はフリーコンサートに、自分はちょっと早めに出向いた。演奏が始まる前に食事を頂こうと思ったのだ。
自分   「それじゃ、カレーお願いします。」
マスター 「しまった、トッピングがないな・・・」
自分   「特に気にしなくて、普通のカレーでいいですよ」
マスター 「いやいや・・・。 じゃ、納豆コーヒーゼリークリームカレー食べませんか?」
自分   「は?・・・えっ・・・」
マスター 「普通盛りと、大盛りと麦ご飯入り大盛りありますがどうします」
自分   「あ、あの・・・じゃ、大盛りで・・・」
ということで、でてきた。・・・カレーのルーとご飯の分かれたところのルーの中だ。
向かって右側に納豆が泳いでいるのはまあいい・・・。
左側にまるで黄色い雲から黒い富士山よろしく、コーヒーゼリーが鎮座していた。(ちょっと白いクリームが噴煙のようで、趣がある・・・)
あまりのインパクトに、食すことを忘れ、しばしケータイのカメラで撮影。
で・・・・食べた。
納豆の方は例の納豆カレーの味だ。まあいい・・・。
コーヒーゼリーの方だが、最初塊のまま食べてみた。
コーヒーゼリーの味が完全に分離している・・・
最初カレーの味しかぜず、飲み込む間際になって、
コーヒーの香りが味わえる・・・
カレーがコーヒーゼリーに、
「いっしょにいい味だそうぜ」
といっているのに、
「ふん、知ったこっちゃないわ」
と冷めている・・・・。
そう・・・・コーヒーゼリーだけ、冷えているのか、常温なのか、まずそこが気になった。・・・
作戦変更。
コーヒーゼリーをそれなりに崩して、混ぜた形で食す。(うわーーー)
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
ま・・・食べられないわけではない。
というか、”わかる味”と思えてきた。説明がむずかしいが、バーモントカレーは、”はちみつ”だが、これは、”黒糖だ”とか思えてきた。・・・・(思い込もうとした?)
そう思うと、それなりかな・・・・だから、このハーモニーを味わおうとするなら、カレールーは辛口ではよくないかも。ここで、自分はミスってしまい、マスターが勧めてくれたトビカラスパイスをかけてしまう。これはやらないほうがよかった。
コーヒーゼリーの甘い味が弱まってしまい、堪能できない。
うーん・・・でも、コーヒーだって所詮豆だ。納豆も豆だ、豆つながりでいいでないか・・・・・・
あーだこーだ考えながら食べてたら、なくなった。
結局おいしかったのかまずかったのか・・・・よくわからん・・・・・
よくわからんから、また食すということは・・・・・・・・・・・。
どうだろう・・・・。

いずれにしろ、異種混合は、未知との遭遇!! 面白いものではある・・・と思った。

PS
クラスタは時々「とんでもない」メニューが飛び出す。
お店に行ったら、カウンター前のホワイトボードに不気味な名前のメニューがないか、いつも確認する自分である。

さらにPS
NCZカレーについては、マスターから
「ゼリーはスペルからして、NCJカレーじゃないですか」
といわれた。
「いやいや、いいにくいし、NCZの方が、インパクトありますよ」
と答えた。


もちろん、ゼリーがJellyであること(というかZではないこと)は百も承知である。
Zは「絶対○○」のZだ。
それくらいのインパクトだった・・・(○○は秘密)