今年はひさしぶりの長崎での社内駅伝。
毎年そうだが、社内駅伝で走るのは緊張する。
知っている方々の応援の中を
自分のグループを代表して走るのだから
当然といえば当然だ。
しかし、結果として今日の状況は
いままでで一番気持ちよく走れた。
天候は春を思わせるような、
最高の晴天。
駅伝で走るにも、それを応援するにも
これ以上のいい天気はないだろう。
今年の自分はタイムは残念ながら
期待できない。
一週間前のハーフのレースで長距離は
練習できているが、一方、スピード練習は
ひざの故障故、1度もしていない。
なので無理をすれば、故障しかねない。
そうなった場合廻りの方へ、ものすごく
申し訳ないことになってしまう。
まずは、襷をつなぐことが第一だ。
で、3.8kmのコースをどう走るか、
を考えてみる。
先週のハーフのレースでは
スタートしての1km、十分力を抜いたつもりで
キロ4分40秒くらいだった。
ということは、キロ4分半くらいまでなら
間違いなく3.8kmは走れるだろう。
過去のベストタイムからすると、
3km程度であれば、キロ4分一桁で
走れている。
ただ、今回は体調面、練習面、そして
現在の体重からしても、これは無理。
以上の考察から、キロ4分10秒から30秒で
走れるはず、という予想をたてた。
さて、自分は第3走者だったのだが、
襷を受けたときは、ラッキーなのか
アンラッキーなのか、
廻りにはほぼランナーがいない状況。
マイペースではしればいい状況だ。
で、最初は気持ちよく走るも、
「スピードを出しすぎないように」
と自重して走る。
スピード練習ができていない状況なので、
スピードを上げよう、と思えば、
「やっていないことを本番でやる」
ということになり、失敗する。
そうではなくて、
「身体の力をできるだけ抜くことで、
自分自身での抵抗をできるかぎり
少なくして走る」
という意識とした。
身体をはっすぐにして、前方に倒すことで
あとはなにも意識しない。
軽く軽く、ストライドもテンポも
「気持ちよさ」を追う感じ。
もちろん、スピードは上げることは
しなくてはならないので、
息は上がってくる。
しかし、即ぜいぜいいうような状況では
最後まで持たない。
ぎりぎりのところを見計らって
こんなもんか、というところで
時計を見た。
キロ4分18秒。
お!
想定タイムどおり!
先週のハーフのレースと
現在のきつさ加減からして、
これくらいで、最後まで
押し通せるはず!
本当は、もっと上げれば上げれる。
しかし、今日に限っては、少なくとも
半分まではこのスピードで自重。
あとは、身体の力を抜くことと
フォームのバランスをとること、
この2点のみを考えて走った。
途中、職場の同僚が応援してくれる。
軽く手をあげて答えるが、
目は正面をみていて、
そちらを見ないようにした。
熱くなれば、無意識に
ペースをあげてしまうからだ。
とにかく淡々と走った。
時々、タイムだけは確認したのだが、
ほぼ正確に、キロ4分20秒前後を刻んでいる。
途中3kmくらいできつくなったが、
「最後はラストスパートするのだ」
と決めて、とにかく粘る。
結果、自分のタイムは16分20秒くらい。
つまりキロ4分18秒。
最後にちょっとだけラストスパートした分
少しキロ4分20秒を下回って、
ほぼ、思い通りのレースとなった。
以上、タイムは自分としては平凡なのだが、
走り方としては、これまでで一番上手に走れた気がする。
本当は「死ぬほど頑張る」
というのが美しいのかもしれないが、
今の自分として、故障せず確実に
その上でできるだけ早く襷をつなぐ、
という目的としては、ベストパフォーマンスだったと
思う。
以上、楽しく走れた。
もし可能ならば、来年も選手として
出場したい。
そして、さらにできることならば、
スピード練習と体調、体重管理もして
この年になった自分としての
「ベストパフォーマンス」というものを
試してみたい。
まずは故障しないで、1年走り続けることだな。
<過去の今日>
「#137クラスタフリーコンサート」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20140118
「山登り」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130118
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