脳とセックスの生物学 ローワン・フーパー著 読了

ネイチャー等の科学系雑誌からの
面白いもの、興味深いものをピックアップし、
エッセイ風にまとめた読み物。
2004年の著作。


図書館で、ふと手にとってしまい、
ぱらぱらとみて面白そうだったので、
借りたもの。
夢中になるほど面白い、というような
本ではないが、それなりに楽しく読めた。


性と生殖、
進化、
ヒトの妊娠、
病気健康医療、
脳と感情、
人類進化


をターゲットにした6つの章からなり、
それぞれ6項〜8項の話がのっている。


どれも、
「ちょっとした会話のネタ」
になるような内容ばかりで、
純粋に面白い。
また、書き方の方も
哲学的というか、ウィットに富んでいるというか、
ちゃんと読者を意識して
書かれている。



ひとつピックアップ。


「生殖」とのことの1つだが、
雌雄がある生き物においては、
人間の場合ももちろんだが、
「できるだけ、自分とDNAが違ったパートナーを選ぶ」
のが生物学的には、有利だそうだ。
それは、病気への抵抗力向上の面で有利だからとのこと。
(だから、近親相姦は、生物学的タブー)
で、
その違いを女性は、
『匂いで感じることができる』
とのこと。


ええーーーー本当かあ。


と思う。



・・・・ということは、
娘から
「おとうさん、加齢臭・・・きらい」
なんていわれることは、
生物学的にありえそう・・・・ということか・・・


近いDNAを持っている異性は、
匂い的にあわない、ということだろうから。


等々。


こういう本も時々てにとって
いこうかな、と思う。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20081023
<目に入ったニュース>



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