繰り返しの愉しさ

毎日の就寝前のギター、
10月に長崎に着てから、
新しい曲にチャレンジすることを
していない。


横浜にいるころは、一ヶ月に一度の
クラスタでのフリーコンサートが
愉しくて、毎月新たな課題を
自分に課しては、それを愉しんでいた。


毎月新しい課題が自然と
でてきたし、弾きたい曲が
変わった。
弾きたい曲が変わるから
課題が変わったともいえるし、
とにかく、そういう変化を愉しんでいた。


10月に長崎に着てからは、
職場が変わることにより、仕事の
負荷が一時的であろうが、
急激に高まった。
なので、とても
「新しい曲に取り組む」
なんてことはできず、
(一度休日に作曲はしたけれど)
これまで弾いた曲のなかから
選んだ何曲かを、繰り返し弾いている。


じゃあ、
「だから毎日の演奏は
 横浜にいるときより
 つまらなくなったか?」
というと、そんなことはない。


どういうことかというと、
「毎日同じことをするゆえ、
 細かなところに気がつく」
という楽しさを味わっている。


つまり、
「毎日同じことをするから、
 日毎の細かな違いに気付く」
という状況。これはこれで新鮮。


毎日同じことをすれば、
退屈しそうなもんだが、
そんなことでもないなと思う。


考えてみると
極当たり前のことで、例えば
散歩は毎日同じところを
あるくから、
日々の変化に気付く。
「あっ、今日は花が開いてる」
「いつものバス停で会う人、
 今日からマフラーつけてるな」
「今日は霜がおりた」


こういったことは
「初めて歩く場所」
では、思いようのないことだ。


しばらく、
「いつもの曲」
を愉しむことにしよう。



PS
もうひとつ、思うところがある。
仕事が一時的だが
「初めて歩く道ばかり」
になったゆえ、それと
バランスをとるように、
ギターの方は、
「いつも同じ道を」
となったのかもしれない。


仕事が安定してきたら、
また、違う曲にどんどんチャレンジ
し始めるのだろうか。


それとも、
ある何曲かを繰り返し弾いて、
今の愉しさを続けていくのだろうか。


どっちでもいい。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20071128
<目に入ったニュース>



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