商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 越川禮子著
という本を
27日、長崎への出張の往復の移動中読了した。
２５０年以上続いた平和な江戸時代。
その時代の江戸での
「共生のための知恵」
を説いた本だ。
たくさんの部分で、そうだよね、
と納得、同意した。
で、本から教えていただいたことを
総括して言うと
『「美しい言葉を使いたい」
「美しいしぐさ（くせ）をみにつけたい」
という構えで生きていこう』
ということだ。
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「美しい言葉を使いたい」ということは
この本を読む前から、
普段生活していて、また、
このブログのように書き物で、
このごろ、つとに思うようになっていた
ことだ。
でも、
「美しい言葉」というものは、どんなものか。
定義なんてないから、
「美しいと自分が感じられる言葉」
というしかないが、それは、
「思いやりを持った言葉」
といえるのではと思う。
江戸の町では、
「町衆みんなで、美しい言葉、しぐさを使おう」
というのが通念としてあったという。
その要諦は
「お互いに同輩を立てあう」
であり、
「必ず相手に対し一歩ゆずる」
というところであったとのこと。
だから、とても「丁寧な」言葉・しぐさだ。
加えて、
「江戸の教養の究極は人を育てること」
とのことだから、きっと、子供のころから、
丁寧な言葉・しぐさをくせにしようと
取り組んでいたのだ。
自分は、そんな社会の将来に、
しかも江戸（東京）に比較的近いところ
に暮らしているが、
江戸の方々と比べて
「丁寧に」生きているだろうか。
江戸の方々が、今の自分の生活を
みたとしたら、
なんか、いろんなことを、
「考え直してはいかがですか」
などと、ご指摘いただくことになるかもなあ、思う。
でも、
せめて、構えだけは、
「美しい言葉を使いたい」
「美しいしぐさをみにつけ、使いたい」
という思い続けたい。
そのほうが気分のいい社会に
近づくに違いない。
＜昨年の今日＞
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070328
＜ギター趣味人＞
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
＜目に入ったニュース＞
・温室ガス排出：企業名を初公表 電力・鉄鋼が上位に
環境省と経済産業省は２８日、地球温暖化対策推進法の報告制度に基づき、温室効果ガスの排出が多い企業の０６年度排出量を初めて公表した。電力や鉄鋼、石油化学、セメントなどの企業が上位を占めた。今後、毎年公表し、企業の削減努力を促す狙い。
一定以上の排出量の１万４２２４事業所（７５０５社）と輸送業１４３９社のデータを、企業や業種ごとにまとめた。企業別では、電力会社は利用者に供給した分も含めた発電段階での排出量、その他の企業は電力使用分を含めた排出量で集計。二重に集計される電力分を除くと、報告された排出量は計６億４０２５万トン（二酸化炭素換算）で、日本の排出量の４８％を占めた。
企業別上位は東京電力、ＪＦＥスチール、新日鉄の順で、いずれもシンガポール１国の０４年排出量を上回った。上位１０社中７社は電力会社だった。
電力や輸送を除いた事業所を業種別にみると、▽鉄鋼３２．６％▽化学１５．１％▽窯業・土石製品１１．６％▽石油・石炭製品６．３％▽製紙・パルプ５．３％の順となった。
事業所別では１６位までを石炭などの火力発電所が占め、１位の中部電力碧南火力発電所（愛知県）は２４１０万トンで、ペルーに近い排出量だった。
個々の事業所の排出量も開示請求で公開されるが、新日鉄やＪＦＥスチール、東ソーなど１４社３６工場は「公表されると競争上の利益が損なわれる」と訴え非開示とされた。【山田大輔】
◇排出量の多い上位１０社
（１）東京電力 ６８８８
（２）ＪＦＥスチール ６０２９
（３）新日本製鉄 ５９３３
（４）中部電力 ４７３２
（５）Ｊパワー ４３５６
（６）東北電力 ３４１３
（７）中国電力 ２５４６
（８）住友金属工業 ２２１４
（９）九州電力 ２１２９
（１０）関西電力 ２０４８
（単位は万トン。二酸化炭素換算。電力会社は発電段階、その他は電力使用分を含む）
・ガソリン、値下げ競争が早くも激化・青森や静岡
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