ということで、残念な結果だったが、
自分としては納得。
このコースはどっか故障していたら、
絶対に完走は無理だと思う。
また、自分の場合、故障していなくても
完走できていないと思う。
「下りで休みながらタイムを稼ぐ」
ということができないと太刀打ちできない。
朝5:30スタート。
最初袋田第2駐車場から袋田の滝の
往復はロード。
やはり膝裏内側の痛みは変わらず。
しかし、ロードの平坦なところであれば、
キロ5分くらいのペースは大丈夫だ。
ある程度なんとかならないか・・・
と思って走ったのだが、
そう思えたのは第1関門（約１０ｋｍ）まで。
ここは3時間で通過。
たしか2時間30分じゃなくては厳しいと
聞いていたので、こりゃだめかな、と思う。
ただ、ここまでは途中渋滞もあったし、
下りもなるべく飛ばさないで走ったので、
脚も身体も元気ではあった。
よし頑張ろう、と次は
第2関門約３０ｋ地点に行く途中の２１ｋｍ地点を目指す。
ただ、ここまでで、
あきらめざるを得ない状況となった。
とにかく、すごい登りとすごい下りの連続。
いしおかトレランの鎖場みたいなのが
終始連続する。
また、ちょっとなだらかなところも、
自分にとっては、十分急だ。
登りはいいのだが、ひざの裏の
痛みから、「脚を引っ張り上げる」
ときに痛みがある。
これができないと、下りでのショック軽減が
できない。
結局その２１ｋｍ地点は、第2関門の制限時間の
１．５時間前にでる状況になった。
あと９ｋｍを1.5時間。
ロードなら問題ないが、このコースでは絶望的。
このとき、ここに十数人いたのだが、
みなさん、棄権の判断だった。
自分は、身体はひざを除いてはまったく
問題ない状況だったので、
とにかくいこう、とスタート。
しかし・・・・
なんと、ここでコースロスト。
あとで確認したら、５ｋｍもさまよっていたことになる。
ものすごく残念な気持ちで、
関門前の監視員が要る、トレイルの
入口まですごい暗い気持ちで戻った。
「ロストしました・・・棄権します」
と一度宣言したのだが、
そこで、ゆっくり上ってくる女性がいた。
「あの・・、もう間に合いませんけど、いくんですか」
と聞くと、
「はい」
とのこと。
「コースロストしたのですが、
いっしょに案内してもらっていいですか」
と聞くと、
「私は地元でコースも試走しているので、いいですよ」
「ここは、よくロストするんです」
とのこと。
監視員の方も、
「さっきも一人ロストして棄権してましたよ」
といっていた。
「じゃあ、すいませんけどご一緒させてください」
として、第2関門まで連れて行ってもらった。
ただ、自分は先ほどのロストで５ｋｍ
走りまくってしまったため、
この時点でへろへろだったのだが、
この女性A.K．さんは、登りが
苦手、とのことで、十分ついていくことができた。
で、歩きながら息の楽なところで聞いてみた。
「もう、制限時間無理なのに、どうして
続けるんですか」
「この第1関門から第2関門の道が
一番奥久慈らしくて好きなんです」
「脚の実力は３０ｋがせいぜいなんですけど、
このコースを味わいたくて、５０ｋにエントリーしました」
とのこと。
なるほど。この女性にとっては、
第2関門がゴールなのだ。
今の自分の実力もそんなもんだな、
と思い、自分もこの第2関門、竜神大橋までのコースを
心から楽しもう、と決めて歩き続けた
ここでは、もはや走れなかった。
痛めた左ひざをかばっていたので、
ひざが限界に近かった。
それにしても、ここもものすごいコースだった。
トレランコースというより、アドベンチャーレース
に近いと思う。
しかし、途中３つの沢越えなどもあり、
最高に美しい場所だった。
辞めずによかった。
途中美しい場所では、止まって
少しゆっくりしながら進んだ。
A.K.さんも登りはほんとうに
ゆっくりだったので、
ちょうどいいペースだった。
結局10時間くらいになってしまったが、
第2関門到着。
自分以下は1名残してみんなリタイア、
とのことで、第2関門のブービーだ。
ちなみに、今年から３０ｋのコースが
追設されたが、それはここから後半のコース。
来年３０ｋにでると、今年のコースを
含めて、全コースを味わったことになる。
その意味でも、今年第2関門までこれたのはよかった。
でも、
ひょっとすると、来年ももう1度このコースを
味わいたい、として５０ｋ
エントリーしているかも。
しかし、このひざと下りの技術を
なんとかせねば、どうにもならないな。
以上、楽しいレースだった。
大会運営関係者、ボランティアの方々
みなさんに感謝致します。
また、第2関門までご一緒頂いたA.Kさんに
心より感謝致します。
ありがとうございます。
＜去年の今日＞
「わかさあじさいマラソン（前）」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130601
＜目に入ったニュース＞
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