シミュレーションができること

「頭がよい人とは?」
という問いに対する、自分の回答のひとつが、
「シミュレーションができる人」。


このシミュレーションの意味は、先を読むことだけでなく、
あることから、さかのぼって、どうしてこうなったのか、
ということを含めて、想像できることも、含めてだ。

仕事をやっていると、ベテランの方は、
明らかに、できるかぎりたくさんのこと、
しかも、エッジを感じさせる、ぎりぎりの状況になってしまったとき、
を、頭の中で高速でシミュレーションしているのがわかる。

そうした方の
「やばそうな気がする」
というのは、「単なる勘」ではない。

かなりの確率で、当たってしまう、「予想」というか、
「予知」だ。


で、どうしたら、こういう頭の使い方ができるのか?


自分なりに考えた結果は、
「小さなシミュレーションを繰り返すこと」
と、
「微細な兆候を見逃すまい、と努めること」
「結果から、なにが微細な傾向であったかを 
 つかむことをすること」
そして、
「それらを継続していること」


大きな問題になってから、
なぜ・・・と考えるのは、だれでもできる。
だれもが気づいていないところで、
「危ないかもしれないから、直しとこう」
とやれるかどうか。

本当に頭の使い方が上手な方は、
「とても運が良いように見える方」
ともいえるかもしれない。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20110510


<目に入ったニュース>

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