やっぱりそれほどは変わらない

さて、今日はいきなりの
福岡出張。


朝一、長崎で会議をこなしてから、
昼過ぎに福岡につくスケジュール。
その出張の仕事は「新人勧誘」だ。


昼、博多駅について、
昼食にラーメンを食す。
替え玉をして、
からし高菜を多めにトッピングして
気合をいれる。


「今年の学生は元気がない」


との、いまいちの評価を
聞かされていた。


そんじゃ、せめて
自分がガンガン気合をいれなくては・・・
などと考えつつ、
「せっかく助っ人で出張だしたのに、
 ぜんぜん効果なかったな」
なんていわれちゃったら、どうしよう・・・
という不安な気持ちもあったりする。


結構複雑な気分で会場へ向かう。


で、会場についてみると、
100人超くらいの学生が、
9つくらいのブースで、
いろいろプレゼンをされ、勧誘をされていた。


そのひとつで、自分の仲間も
がんばっている。


自分は、そこで、主に「質疑応答」
で、学生が聴きたいことを上手に
話すこと、をする役目だ。


真剣な学生相手のトークだから、
もちろん、本音トークが基本だが、
ポイントは本音トークはしているものの、
そうしながら、
学生たちの状況をつぶさに観察することにある。


で、その印象なのだが、
確かに、昨日の担当から聞いていたとおり、
おとなしい。


しかし・・・
よくみていると、けして熱意が薄いわけではないし、
積極性がないわけでもない。


ようするに、なにをどのように
質問していいか、わからない方が多い。
ということだ。


加えていえば、
「PRしてナンボ!」
という元気のいい学生は確かにいない。
KYなんて言葉が流行した時代を
学生として生きているのだから、
「まず廻りに気配り」
というのが、基本態度なのだ。


なるほど・・・だ。


それじゃ・・・と
質疑において、少しブラックボックス
持たせつつの回答にする。
つまり、
「・・ってことだけど、わかりますか」
みたいな感じで、質問をしやすいポイントを
作りつつ回答すると、
どんどん質問が出始める。
多少のジョークを交えながら、
それらに答えていると
あっという間に、予定の時間が過ぎていく。
一定の時間で、席に座った学生は
入れ替わるルールになっているのだ。


で、交代間際に、
「もっと話したかったね。
 予定時間が過ぎても、しばらくは
  居座っているから、暇だったら
   話にきてね」
といってそのグループと分かれる。


ちなみに、仙台、東京、横浜、
大阪、そして福岡と同じように
勧誘するのだが、横浜とか、
時間後に来てくれたのは、たった一人だった
とのこと。


自分も、そうなっちゃったらどうしよう・・・
と思っていたのだが、
4グループの交代のうち、2グループ目が
終わったときに、
「うん! 大丈夫」
との手ごたえを感じていた。


学生さんと会話をしていて、
「お互い楽しんでいる」
という空気が得られたし、
自分として、
「仕事の愉しさみたいなものが
 伝えることができている」
ということを実感できたのだ。


で、結果だが、
なんと、9名の学生が時間終了後
集まってしまった。
こちらも、4人のスタッフがいたのだが
9人もきてくれたら、これはうれしい。


立ち話をしていたが、
まあ、すわって話そうや、となり
車座になって、真剣に話す。


そして30分くらいたって、
「んじゃ、飯でもいっしょにいくか!」
となって、人事Gに、
「お金よろしくね」
の許可を頂き、食事へ。


当然ながらビール、焼酎を飲んで、
就職活動や、仕事について、
語り合ってしまった。


結論。
ぜんぜん変わっていないもんだ。
やっぱり、自分が若かったころ
思っていたようなことをみんな
感じているし、
仕事場では、やりがいがほしいし、
「仲間意識」をもてるような職場が
いいなと思っているし・・・・


そういうことを本音で話せた学生たち。


自分としては、
食事まで付き合ってくれた9人、
全員と仕事をしてみたい気持ちになってしまった。


そうはいかないのだが、
みんながいいとこ就職できますように!
なんて、思ってしまった。


楽しい1日だった。


21時過ぎの博多からお電車に
飛び乗って、帰路に着いた。




PS
ちなみに、自分の会社に興味を
持ってくれた学生は、できるだけ
早く連絡してね!とお願いしておいたのだが、
なんと、次の日の朝、早くも2名が
連絡あったとのこと。


ということで、
自分は出張の任務は、「上出来」の評価を
いただけることだろう。
よかったよかった。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080303
<目に入ったニュース>


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