長崎県立美術館

今日は雨。しかも霙
(みぞれってこういう字なんだ)
まじりの冷たい雨。


部屋で過ごそうと思ったが、
単身赴任の一人では、
やはり1日家の中というのは、つらい。


そこで、前々からいこうと
思っていた、長崎県立美術館へいってきた。


但し、今日は気分的に
じっくり有料の展示を・・・という気分ではなく、
ウォーキングがてら、
(まだちょっとふくらはぎ違和感あるが)
さっと流してこようとおもったもの。


それにしても、すばらしく美しいビルだ。
横浜美術館もよかったけど、
こちらもいい。


美術館にいったら、
そこのスィーツを食べるのが、
自分の流儀なのだが、ふくらはぎが
直るまでは、きちんとした
運動できないから、そんなことしたら
太ること間違いなし・・・我慢我慢・・・


今日は無料のところでは、
書道の展示をやっていた。


絵をみたかったんだけどな・・・
と思いながら、書道も好きなので、
もちろん、みてみる。


面白くはあったが、
「すごくピンとくる」
ものには出会えなかった。


ちょっと残念だったのは、
読める字、「意味のわかる文の字」が、
が少なかったこと。
一応、横に小さな紙で内容が説明してあるのだが、
漢詩をじっくり吟味するような
気分ではなかったので、
「意味を理解して味わう」
ということまでやる気にならなかった。


ちょっとだけ、童謡を書いたものや、
現代詩を書いたもの、かつ、
それらが読めるように書いたものがあったが、
それらの方が、意味が分かる分だけ、
その「字の配置、崩し方」
も意味から味わうことができて
面白かった。


ギターの演奏では、やはり
歌詞がある、歌の方が「即インパクトを与える」
威力が大きいが、字でも、「意味がわかる」
というのは、ちょっと見、意識を引っ張るには、
いいのだなあ、と変なところに合点した。


ギターインストは・・・違うよなあ・・・
・・・歌詞ないし・・・
と思ったが、でも、曲名があって、
その曲名の説明をMCすれば、「読める字」
を示すのと、近くなるかも・・・やっぱり
MCって大事だ・・・


なんてことを思いながら、
楽しく過ごした。


これが1階だったのだが、
次に2階へ。


ここでも無料のやつがあったのだが、
これがとてもよかった。


「異国の鳥達展」
なるもので、鳥の絵がかざってあるのかな・・・
と思ってはいると、そうではなくて、
近くの「三和幼稚園」の園児たちの絵が
飾ってあるのだった。


これが実にいい。


とても素直で、色彩も豊か。
なにより、実に楽しそうに書いているのが
目に浮かぶような闊達さがあった。


自分は子供の絵をみるのは、大好きなのだが、
学校の絵は、そうでもない。
なぜかというと、何人かの絵は、
「授業だから、無理やり書いた」
という、「いやだけど書いた」
というオーラを発しているのがあるからだ。


しかし、ここで見たのは、
どれもそういうものがなく、えいっっと
書かれたものばかりに見えた。


そういうのを選んだのだろうか・・・
いや・・上手とはいえない子のも
飾ってあるから、全員にみえるが・・・
しかし、全員がこんなに元気というか、
絵を描くのがすきなんだろうか・・・


なんてことを思いながら見ていたら、
関係者らしい方から、声を掛けられた。


「どなたのお知り合いの方ですか?」
「いや、たまたま立ち寄ったものです。
 それにしても、すばらしいですね」
「そうですか、ありがとうございます」
というやり取りの後に続いた説明を聞いて、
なるほど、と納得した。


三和幼稚園の園児は、
この長崎美術館に時々きて、
絵の鑑賞を美術館の方の説明付きで
定期的にしていたという。


そしてあるとき、子供たちが
とても興味を示していたからであろう、
「子供たちの絵で、ワンルーム展覧会しましょうか」
となったらしい。


いい話だ。(子供たちがうらやましい)


自分も小さいとき、そういう経験ができていたら、
絵がもっともっと好きだったかもしれない。
元々絵はすきなのだが、
学校の授業で、「こう描きなさい」
と言われながらやるのが
どうにも好きになれず、
また、
「いい絵というのは、写実的なもの」
という先入観が植え付けられてしまって、
つまらないものとなっていったのだった。


元気がでた。


天気は悪かったが、
とてもすっきりした気分になれた。


またこよう。


<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080125

<目に入ったニュース>
渋井陽子さんおめでとう。
朝青龍おめでとう。
今日は、とてもすばらしい「復活劇」が2つ。

・渋井圧勝!鮮烈デビューの地で復活
 渋井が復活V-。東京国際4位から中69日の強行軍で臨んだ渋井陽子(29)=三井住友海上=が30キロ手前から抜け出すと、そのまま一気に後続を突き放し2時間23分42秒で圧勝。当時日本最高記録をマークした04年ベルリンマラソン以来、5年ぶりのマラソン優勝を飾り、8月のドイツ・ベルリン世界陸上代表に内定した。
  ◇  ◇
 右の拳を突き上げ、ゴールテープを切った瞬間、止まっていた時間が動きだした。04年ベルリンマラソン以来、5年ぶりの優勝。三井住友海上鈴木秀夫総監督に飛びつき、はしゃぎまわった後のインタビュー。
「チームのみんなや家族に迷惑を掛けた。元気に走れる姿を見せられて本当にうれしい」
明るいキャラクターが売りの渋井のほおを、歓喜の涙が伝った。

 05年以降、5度のマラソンで負け続けた。快調に自分のペースで飛ばしては、失速の繰り返し。
「勝つまでやる」。
惨敗に終わった昨年11月の東京国際後に必死に自分に言い聞かせた言葉だったが、
「さすがに(大阪に負けた場合)3月の名古屋は考えられなかった」
と、精神的には追い込まれていた。
 退路を断って臨んだ浪速路だった。
「これでダメなら(マラソンは)終わりって思ってたんじゃないかな」
と、鈴木総監督。先行型のスタイルを捨てた。序盤、苦手のスローペースを必死で我慢して乗り切り、溜(た)めに溜めた末脚を一気に爆発させた。30〜35キロのタイムは16分11秒と、驚異的なスパートで赤羽以下を一蹴。
「後半に上げるレースは初めて。勝因は、誰よりも勝ちたい気持ちが強かったこと」(渋井)
と、もがき苦しみながら自らの殻をぶち破った。
 01年、当時初マラソン世界最高記録で鮮烈デビューを飾った大阪で、今度は圧巻の復活走を見せつけた。8月のベルリン世界陸上では、8年ぶりの国際大会に挑むが「コツをつかんじゃった感じがある。ベルリンでもイケると思う」と渋井。5大会ぶりのメダルなしで終わった08年北京五輪。新たな岐路を迎えた日本女子マラソンに、頼れる役者が帰ってきた。



朝青龍、鮮やかに復活=決定戦、白鵬に快勝−大相撲初場所千秋楽
 大相撲初場所千秋楽(25日、東京・両国国技館
 朝青龍が1敗で並んだ白鵬との優勝決定戦を寄り切りで制した。5場所ぶり23度目の優勝で、3場所連続休場からの復活を果たした。
 本割は立ち合いを失敗して寄り倒されたが、決定戦は両まわしを引き付けて圧倒した。横綱同士の決定戦は2001年夏場所貴乃花武蔵丸以来。
 千代大海はようやく勝ち越し。琴欧洲は10勝したが、新大関日馬富士は8勝に終わった。小結稀勢の里が勝ち越し、来場所の関脇昇進が有力。


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