2声の音楽

ソロギターを楽しむ場合、当然ながら
単音より、2つ以上の音
が同時になっていることの方が多い。


時々この複数の音を鳴らしているときの
頭の中身が気になることがある。
2つ以上の音のどの音をどのように、
聴いて(弾いて)いるのか?
ということを考えるということだ。


通常自分の場合は、これがもっとも
シンプルだと思うのだが、
「主旋律とバッキング」
という風に聴いている。
弾き語りにおける「ボーカルとギター」
と同じ頭の使い方だ。


まず主旋律を歌い上げること
に集中する。
そうすると、それを引き立てるための
色彩感(コード感)だったり、
リズムであったりがほしくなるので、
それを付け足していく。
頭の使い方としては、
「主旋律を如何にうまく歌うか」
ということに集中することで、
他の音もそれに付随して出てくる感じだ。


以上の頭の使い方が自分の普通の
ものなのだが、
「時々考えてしまう」
というのは、これではなくて、
バッハの2声とかだ。
(オルガンだと3声とかを普通に弾く)


ほんとに、難しい。


弾くことはできる。
楽譜をたてに見て、その拍その拍で
出るべき音が、でていれば、
とりあえず、楽譜どおりの音楽にはなる。


しかし、本当の意味で弾けるというのは、
「各声が横のつながりで、つまりメロディとして
 美しく歌えること」
ができて、弾けたということになろう。
上手な演奏を聴くと、
この2声が自在に、かつ、独自に
表情を持っており、かつ、それらは
アドリブ的に変化をもたせられているように
聴こえる。
もちろん、
弾いてみると、とてつもなく難しい。


これって、普通はソロではなくて、
「2声」であって、二人でやるべき
ものだろう、と思う。


しかし、作曲や編曲をやっていると、
「メロディ+伴奏」
では、ワンパターン化してきて、
どうしても内声を動かして・・・
とか、複数の声部をアレンジしたくなる。


これを弾くときの頭の使い方って、
どういうものなのだろう。


ここのところを、
知りたい・・・・というか、
「感じたい」、「聴きたい」。


誰か、うまく説明してくれる方、
いないだろうか。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070529
<目に入ったニュース>
出張中。

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