人前で話すこと

今日は品川出張。
仕事は、”仕事上での講師”の仕事。
といっても、今回は受講者は2名。
5名以下の場合、自分のしゃべっていることが
理解されているかどうか、即わかるので、
楽といえば楽であるし、怖くもある。


結果は、まあまあいい時間になったと思う。
「ありがとうございます、ためになりました」
のお言葉を頂いた。


こういった講義対応が3ヶ月に1回くらいある。


そのとき、いつも思うのだが、
「1ヶ月に、1回の人前での演奏
 (クラスタのフリーコンサート)は、
 人前で話すということにおいてすごく
 役に立っている」
ということ。
いい練習になっているのだ。


「人前で話す」
ということは、実は、そんなに簡単ではない。
1日とか長時間になると相当大変だ。
1日のスケジュールやポイントを先に示したり、
上手に、ホワイトボード使ったりと、いろいろ
工夫するが、
実際に話すときに必要なのは、「間」。


人は話を聞くとき、話の途中で、
その話の先をある程度予測する。
この予測を意図して、予測が膨らむべき
ところでは、間をとる。
どうでもいいところは、速く進める。


ちゃんと受講者を意識してやると、
この間は自然とできる。
でも、油断すると、すぐ「速過ぎ」となる。
なぜなら、
自分はストーリーの先をしっているからだ。


未熟な役者さんは、舞台で、台詞をどんどん
いってしまって、「いかにも台本どおり」
を感じさせてしまうが、これといっしょ。


間が大切なのだ。


自分がこのことを、ストレートに感じるのが、
人前での演奏。


悪いときは、大概走ってしまって
間が無い。
演奏だって、ストーリーを話しているのと
全く同じだ。
MCを含めて、まさしく
「上手に間をとって引き込むように語る」
演奏できると、すっと聴いてくださっている方に
伝わる演奏となる。(ような気がする)


そもそも、自分は難しい曲は弾けないのだから、
こういったところを磨いていこう
と思っている。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060306

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