「答えがまず先に見える」

著名な外食産業社長さんのインタビュー記事。
「どうしてそんな経営戦略とったんですか」
という問いかけに対しての答えだ。
もちろん、その経営戦略があたっちゃって、
「あたった」ということは、
「その前には、他はやっていない」
すなわち思いついていないということだ。
外食産業の経営だから、技術的に絶対できないということではない。
そこで、じゃなんで思いつけたのよ?というのがインタビューの意味だ。
答えが面白かった。こんな感じだったと思う。
『ずーーーっと考えると、ある時答えがぱっと見えるんです。
で、そっからその理由を後付けするんです。
これが大変、でも面白いともいえる。
答えはわかってて、あとはいかに皆を納得させるか?
最終的には1枚の紙で誰でも分かるように示します。』
『さぞ、いっぱいアンケートとかしたんでしょうね』
『いや、全くそれは意味を成しません。
やらない訳ではないですが、やってでてくるのは、
「やっぱりね・・・」という答えのみです。それが
自分の予想とあまりに違っていた場合は、
経営者として経営感覚としては、
かなり悪いといわざるを得ません。
それにアンケートとかでわかることはすなわち
みんなが思っていることで、そこから出す答えは
おそらくはずれではありませんが、みんな同じ事
をしているということですから・・・』
こんな感じだったと記憶している。
これって、物理学者や、数学者と同じだ。
物理学者は壮大なスケールでこれを実施しているが、
「次どうするか?」
チームでもなんでもリーダーは必ずこの問いかけを
用意しなければならない。
また、野球なんかでフォームの改造するときとかも
あるかもしれない。
自分も過去、答えが先にみえたという瞬間は、
いくつかあった。とてもエキサイティングな経験だった。

選んだ曲の意味

明日クラスタでフリーコンサートだが、
自分はなるべく毎回違った曲を弾く。
最初のころは、テーマ決めてやっていたが、
1年も継続するとテーマはなくなってしまう。
しかし、このなくなったというテーマは
「女性ボーカル曲」とか、
「映画で使われた曲」
「オリジナルだけど、こんな感じの曲」
といった説明のテーマである。
実は、裏テーマが確実にある。
というか、裏テーマの方は
「何故自分はその曲を弾きたいと思ったか?」
ということから、考えるとわかるものだ。
前回は
表のテーマは「昔のスタイルでの演奏」
ということで、スチール弦で演奏したが、
裏テーマは
「フィンガーピック使って、
 MAXの強いピッキングはどれくらい?
 表現としてつかえる?」
ということをが裏テーマだ。
今回は表テーマは
チャップリンの曲」
裏テーマは、
「ルバートの曲にできるだけ感情を込める」
だ。
明日は休日。練習しよう。