アメイジンググレース

昨日の夜のギターは、アメイジンググレースを
ずうっと弾いていた。
masakiさんへの自分なりのご供養のつもり。


masakiさんのギター演奏で自分が好きだった
ところの1つは、ピアニッシモでの美しさ。
masakiさんは、最初からそれが美しかったのではない。
どちらかというと、野性味あふれる、
という感じで、小さい音とかいうのはなかったのだが、
クラシックのタッチをご自身なりに鍛え始めてから、
そこがとてもきれいにかっこよくなった。


アメイジンググレースを
ルバートで、小さな音でも
十分響かせたい、と思って弾く。
小さな音を聴かせるのは、実は
音量ではなく、小さい音の中での
表情付なのだな、と今更ながら思う。


そう。
表現が音を小さく聴こえさせているのだ。


もう1つ、masakiさんの演奏で自分が
すきだったのは、これは、多くの方も
そうだろう、と思うのだが、
ボサノバの軽快なリズム。
歯切れよく、音を切りながら、
疾走感をもって突っ走る。


アメイジンググレースを、途中から
ボサノバリズムに切り替えて弾く。


一番簡単なキーCで一回り弾いた後、
今度はキーをDに上げて続ける。
そして、アドリブを入れる。


もしmasakiさんがもう少し長生きしていたら、
アドリブでのフィルインやインプロを
交える演奏を、自分のものとして
いたのではないだろうか、と思っている。


いつももっとうまくなりたい、
と思っていらっしゃった。


自分もそうありたいと思う。


ちょっと12月はフリーコンサート無理そうだが、
次の機会には、これを弾こうと思う。


<去年の今日>
「農業思考」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20131204

<目に入ったニュース>

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