失敗し続けること

火曜日にNHKでやった
プロフェッショナル仕事の流儀は
フレンチ・シェフ の岸田周三さん
のやつは、あまりにかっこいい人で、
自分とはちょっとタイプ違うかな・・・
というような感想を綴っていた。
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080205


しかし、どうにもひっかかりが
残っていた。


「くだらん! これ君にやるよ・・・」
といって、ずっとチャレンジしてきた
マグロ料理を良しとせず、ボツとした瞬間のことが
頭から離れなかったのだ。



今日になって、
不意にそれに対する自分の言葉が
浮かんだ。
ということで、そのことを書く。


それは
「失敗し続けることは大切だ」
ということ。


もちろん、これは逆説的な言い方であることは
理解している。


当然ながら、「成功しつづけること」は
大切で、難しい。
成功しつづけるということは
質をキープするということだ。
それは、失敗をどんどん減らしていき、
うまくいったところは、できるだけ変えないようにし、
同じことを繰り返していく。
それはきっと、磨き上げた鋭さとなって
賞賛に値するものを生み出すと思う。
だから、繰り返すが、
もちろん、成功しつづけることは
大切で難しい。


だけど、
それと同じくらい、失敗し続けることも大事だ。
失敗をしないと、「新しいもの」
は出てこない。
違う一歩を歩き続けないと、
新しいものとは、出会うことは
ない。


アーティスティックなものを
生み出す為には、必要なことと思う。


失敗し続けるのことは、
もう一つ難しいことがある。
失敗を失敗したと認めること。


もうちょっとやさしくいうと、
本当の成功は高いところにおいておくこと。
これができないと、
自分の評価ができない。
成功でない、としないと、もう一歩先へ進めない。
だから、
前向きに失敗するのがいい。


特に自分は、趣味のギターにおいては、
失敗しつづけたい。
自分が恥ずかしい思いを
するだけで、誰も傷つけない。
であれば、できるだけ失敗した方がいろんな
経験をしているということだ。


「くだらん!これ君にやるよ!」


自分に対して、自分はこの言葉を言えるだろうか。
自分はここまで強い言葉で
はいえないとだろう。


でも、
だからこそ、
「昨日より今日、今日より明日」
と岸田さんがいった言葉では
自分が使うには、甘い。


弱い自分としては、同じことを
いっているのだけれど
「失敗し続けよう」
そう言い換えて、使っていこうと思う。


もちろん、
お気楽で、前向きにだ。
そういうふうにしかできないし・・・


<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070208
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
<目に入ったニュース>
・「禁断の味」ずらり 毒なしフグの肝試食会 長崎
 猛毒を取り除いたフグ肝料理の試食会が8日夜、長崎市内であった。養殖トラフグの水揚げ全国一の長崎県で肝の食用化を目指そうと、水産団体などが主催。長崎大の研究グループが特許を持つ養殖法で育て、無毒化されたフグを使用。刺し身に酒蒸し、西京煮、カルパッチョと、様々な「禁断の味」がずらりと並んだ。
 観光や水産関係者ら約40人が参加した。万全を期すため、大学側が猛毒テトロドトキシンの有無を検査した。市内のしにせホテル、矢太樓(やたろう)の村木営介社長は「脂が乗って、味も濃厚で驚いた。うちの夕食に出したい」と舌鼓を打った。他の参加者も「濃厚で口当たりがいい」「ぜひ食用化すべきだ」と話した。
 フグは海底のヒトデや貝などを食べることで肝に毒をため込むとされる。研究グループは「海底から離れた海面で育てれば、毒を持たない」と考え、80年代後半から研究を始めて養殖法を確立した。
 食べる習慣の残る地域もあるが、フグ肝の販売や食用化は食品衛生法で禁じられている。佐賀県嬉野市構造改革特区として地域限定でフグ肝解禁を求めているが、国は認めていない。長崎でも水産関係者の間で「肝を有効活用し、地域活性化につなげたい」と食用化への期待は根強い。
 研究グループの中心になり、現在は東京医療保健大学教授の野口玉雄さん(71)は「これまで捨てられる運命にあったフグ肝が安全安心でおいしい資源に生まれ変わった。国は気軽に食べられる環境を整備すべきだ」と話した。
(一度たべてみたい)

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