ナイロン弦のギターを使っているのに、
フィンガーピックを使うのか?
と自分でも思ってしまうが、中指の爪を
割ってしまったため仕方なし。
鉄弦をメインにしていたときは、
時々こういうときがあり、その都度、
フィンガーピックを使っていた。
自分が愛用しているのは、プロテックの
ニッケルシルバー製フィンガーピック。
(PROPIKと書いてあるから社名だろうと思うのだが、
違うかもしれない。)
指の腹にあたる部分がくり抜かれているタイプ。
他にも、アラスカピック、Fred Kellyを
持っているのだが、こちらは、フィンガーストロークを
するとなると有利だ。しかし、通常のフィンガーピッキングでは、
プロテックの方が安定感を感じてそちらが
いつもの選択、となっているもの。
で、ふと気づいたが、これまで
爪が破損したときはサイレントギターをメインとして
いたときだったので、生のナイロン弦のギター
で弾くのは初めてだ。
どれどれ、と先週買ったショートスケールギターと
その前から使っている生クラシックギターの2本で弾いてみた。
結果としていろいろ気づきがあって、これはこれでよい、
ということ。
生のクラシックギターの通常サイズは、
かなり強い力で弾くことができる。
これで表現の幅が広がるなら、あり、と思う。
610㎜のショートスケールの方は、強く弾くと
音がこれ以上は無理、というところに至ってしまう感じ。
ただ、生指で弾くのであれば、このフィンガーピックを
付けたときと同じだけの強さで弾くのは難しいので、
フィンガーピックを使ってみて気づいた差となる。
ということで、フィンガーピックをつけて、
「1音の強さを高める」
ということができるのだ、ということを改めて認識。
爪があまり強くないのに、強く弾くことが好きな自分は、
フィンガーピックを使う、という選択肢は「あり」だ。
しばらくこのスタイルを楽しんでみようと思う。
(爪が割れているので選択肢はない。)