50台になる前は、大きな連休になると必ず楽器屋さんでギターの試奏をしに行った。 住んでいる横浜とお茶の水。時間が許せば新宿と渋谷ほかいろいろ。 だが、50台になってからは、ランニングとバードウォッチングも趣味に加わり、なかなかいかなくなっていた。 しかし、このお盆休み、久しぶりに試奏にいってみた。但し、久しくいってなかったので、まずは横浜の駅廻りにて。
試奏するのは、ナイロン弦のカッタウェイタイプ。いわゆる「エレガット」というやつ。本当は、ピックアップ付の必要はなく、純粋なクラシックギターが欲しいのだが、指板幅が48㎜前後のものがほしいと思っており、そうすると、自然と「エレガット」の選択になってしまうもの。
行く前にインターネットで下調べをしたのだが、やはり「指板幅48㎜はエレガット」と思って間違いなさそうであった。
さて、その下調べの状況としては、コルドバのGKシリーズの評判がよかった。特にGK studioというやつが廉価版がコスパがいい、という記事が多くあった。 なので、それを軸に弾き比べをしてみた。
まず、黒澤楽器。ここで、さっそくGK studioを発見。さっそく弾かせて頂いた。
確かに音は悪くない。そして弾きやすい。特徴としては、中音域の音量がある。ただ、高音がぺちぺちする感じで、この音が自分は合わない。こういうものなのだろうか。
しばし弾いてお礼とその感想を素直に店員さんに述べると、そうですね、と返されるとともに価格帯が20万越えのGK Proというやつを是非と薦められた。
弾いてみると、自分が今一つ、と言っていた点が見事に修正されたイメージしていたよい音があった。
やっぱり値段相応なのだろうな。さすがに20万超ではちょっとハードル高い。
丁重にお礼を言って黒澤楽器を後にした。
次に島村楽器に行ったのだが、12フレットジョイントで指板幅48㎜というのはなし。また熱心なお客様が店員さんと熱心なギター選びの最中だったので、次のイシバシ楽器へ。
イシバシ楽器では、ノーマルな選択として、ヤマハのNCXを弾かせて頂いた。
FMというメイプルバックのやつで6万ちょっとのもの。しかし、弾いてみたところ、これも高音域にぺちぺち感がありダメ。
アンプで使った時の音をコントロールすべく生音は絞り気味になっているのかもしれない。残念。
と、もう1つ、5万5千円でおなじくヤマハのCGX122MCCというやつを発見。この名前は後で聞いてメモしたものだが、見た目が昔、気になっていた、CGX171に似ていたため、それの中古かと思ってしまったもの。(171は既に生産中止故)
しかし、お店の方に聞いてみたところ、新品とのこと。新しく発売したものとのことであった。
これはいいかも、と思いそれも弾かさせてもらった。
音は自分としては合格。すばらしいとは言わないが、癖が無く普段普通に弾く分には十分かな、というもの。
しかし・・・ネックが太い。ヤマハの標準の指板幅52㎜であろう。
171は48㎜だったので、そうだったらいいのに、と思ったのだが、この点が残念。
以上、久しぶりの試奏だったが楽しかった。
今度はお茶の水だな。