自由化の価値観

昨日のブログの中で、
  >「価格以外の価値への判断」
  >というのは、とても難しい。
と書いた。


ここで思い出したのは、「電力自由化」。
電力を開放して「市場理論」
に任せることで、サービスの向上を目指す、
というもの。


よくわかる。


しかし、難しいのは、
「市場に任せる」
というのが、
「安ければよい」
ということに任せる、ということだと
危ないな、と思える。


「安くないとつぶれてしまう」
となれば、燃料だって、安いものを
使うだろう。(CO2とか度外視かも)


大型ボイラや大型タービンの保守メンテも
出来る限り少なく、となるだろう。


で、結果として、
「安さとサービスがもっとも高い点」
になればいいのだろうが、
そうなるのだろうか。


「価格以外の価値は市場原理で
  しっかり評価されるのか」
ということになる。


これができないのであれば
「公共設備」
としている方がマシに思える。


もしくは、
「国の法律で、縛っていく」
(CO2の排出量とか、自然エネルギーの採用とかを
 ルールとしていく)
しかない。


「自由化」は、うまくいくだろうか。



<過去の今日>
「2週間くらい」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20140618
「危険なトレラン関係の物欲」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130618

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