英語の会議対応

24日夜移動で、25日、26日と長崎出張。
今回の出張は、気が重かった。


理由は打合せ相手が、ドイツ人のお二人
ということ。
ずっと英語を話さねばならない。


東南アジアの方と仕事で話すのは、
お互い英語が外国語なので、
「エデュケイティドイングリッシュ同士」
であり、それほど苦労はしない。


一方、米国と欧州の方はそういうわけには
いかない。
やはり、それなりに話せないと仕事にならない。
このところ、ずっと日本語ばっかり
で仕事をしてきたせいで、こういう機会が
あると、心理的なストレスが大きい。
できればいきたくないなああああ、
というのが本音・・・・。


で、実際25日、26日と英語での
会議は、結構緊張しながら開始したのだが、
思ったより、うまくコミュニケートできた。


一緒に対応したメンバーが
みなさん英語が堪能だったことが
まずは、大きな理由の一つだが、
それ以上に大きかったのが、
ドイツ人の方も英語が下手だったことだ。
もちろん、下手ということは、
コミュニケーション上はマイナスだ。
しかしながら、それ以上に、
「下手な方はスピードが遅い」
ということが自分にとっては、
すごく助かった。


また、下手ゆえに、
「これが言いたいというそのワードを
 ゆっくり、大きく言う」
という話し方になる。
これも助かった。


こうなれば、実は話が上手にできるか
どうかは、英語の上手さではなくて、
「如何に適切な単語をピンポイントで
  見つけ出していけるか」
「相手がいわんとするところを、
  技術的に理解、もしくは類推できるか」
という、「スピーカーとしての能力」ではなく、
「エンジニアとしての能力」勝負になる。


こっちなら、まかせとけ、だ。


一番英語は下手なのだが、
ホワイトボードを使って、それぞれの
方のご意見を、
「こういうことだよね」
と記載してあげることにより、
スムーズに会議を進行させる
ということまで、対応できた。


ということで、会議終了後、
「いい会議になりました。
  ありがとうございます」
とのお言葉を頂くことができた。
(もちろん、英語で)


ドイツ人が帰ったあと、
メンバーに、
「英語が疎くて、申し訳なかったです」
とお詫びを入れたところ、


「えっ・・・誰がですか」
とのお言葉。
自分の英語は、まったく問題なく聞こえたとのこと。


おそらく、これは違う。


英語自体は間違いなく下手だったと思う。
しかし、それはそれとして、
「会議の中身を理解して進行させること」
が十分できていたので、
それがマスキングされていた、
ということだろう。


とにかく、以上、ほっとした。


<去年の今日>
「炭酸飲料」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130626

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