引き算の美学

今日の就寝前のギターは
好きな曲のギターアレンジに取り組んだ。


自分の演奏技術は全くたいしたことないので、
できることは限られている。
なので、当然オリジナル曲の完成度には、遠く及ばない。
まあ、ギターソロのアレンジなのだから、
そもそも限界がある。


じゃあ、面白くないか、というと全くそんなことはない。


「最低限の音数で、その楽曲らしさに近づけていく」
という作業は、一種の知的パズルのようで、
独特の楽しさがある。


加えて、音数は減ってしまうが、
その減らした音1つ1つに
「表情を加える」
ということができると、
それは、
「複数の楽器による複雑なアレンジ」
とは全く違った、独特の面白さを
感じることができたりする。


ちょうど、複数の楽器によるアレンジが
たくさんの色を使った油絵とすると、
ギターソロのアレンジは、
毛筆で書いた、墨絵のようなもの、
と言ったところか。


そういうことを考えながらアレンジしていると、
「ものすごく簡単なアレンジ(少ない音数)だが、
  1音1音が表現豊かで、聴いていて
   とても面白い」
というギタリストになりたい、と思う。


引き算の美学かな。


<去年の今日>
「がっつり筋肉痛」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130325

<目に入ったニュース>

><