EAT&RUN スコットジュレク著 読了。
何年か前に、「BORN TO RUN」を読んでいたので、
スコットジュレク氏が、史上最高レベルの
ウルトラランニング選手だ、と知っていたことと、
ダイエットしようと思っているところで、
「EAT&RUN」なので、参考になるかな、
と思って買って読んでみたもの。
内容としては、
ウルトラランニングのあまりに壮絶な世界に
改めて驚かされた。
「１００マイルを走る」
というのは、単に物理的な運動ではなく、
その厳しさゆえ、徹底的に
「精神的ななにか」なのだということが
よくわかった。
まあ、ちょっと想像すれば、そういうもの
なのだろうな、ということは推測はできる。
１００マイルということは、通常の人では、一昼夜以上。
どんなすごい人でもそれに近い時間走る。
体中から痛みが出てくるということもあって、
「なんのために自分はこんなことしてんだ・・・」
という疑問がわかないことはありえない。
しかも、それを長時間考え続けざるを
えなくなる世界・・・・壮絶だ。
うん、自分はやりたくない、
と一発で思ってしまう世界であったが、
一方で、「自然と一体化できる感覚」
とか、「痛みを通り越した世界」
とか、ものすごく興味をそそられる表現が
随所ででてくる。
ウルトラマラソンについては、
「取りつかれたようにやっている人が存在する」
ということは、そういう魅力がある世界なのだ、
ということもわかる。
どんな世界なのだろう・・・・
ものすごいきつさと引き換えに、そういう経験を
手に入れてみたい・・・という気もちょっとする。
まあ、「今の生活」を守らねばいけないゆえ、
自分にとっては、夢の世界だが、
読み物としては、大変面白かった。
EATの方は、ジュレク氏は「完全菜食」とのこと。
で、そうすることで、肉食より、明らかに
体調がよくなり、余計な脂肪が落ち、
疲れの回復が早くなったとのこと。
自分の場合、家族もいるし、とても
完全菜食は無理だが、読み終わった今としては、
「努めて菜食中心にすること」
をしていこうと思っている次第。
以上、なかなか面白い本でした。
PS
途中コラムででてくる、
ランニング技術へのアドバイスも
とてもグッドだった。
＜去年の今日＞
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20121122
＜目に入ったニュース＞
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